旅の輪で広がる、人生の彩り
毎週水曜日更新添乗員や企画担当者が旅行に限らず様々なテーマで、日常のコラムを投稿!
イタリアで、こんな場所も行ってみませんか?
天空の町とローマの町を一望
晴れても曇っても絶景!
今回はイタリアで、絶景を楽しめる場所を2か所、ご紹介したいと思います。
まず一か所目は、ここ数年、「映える写真」が撮れるスポットとしても人気上昇中のチビタ・デ・バニョレッジョです。
オルビエート近郊、ウンブリア州とラッツィオ州の州境に位置するこの町は、今から2500年以上前にエトルリア人によって作られたという、長い歴史を持ちます。今も風雨による浸食が進んでおり、住民もどんどん減って、「死にゆく町」と言う、あまり嬉しくない別名が付けられています。
町へは300メートルの長い橋を渡って行くのですが、この橋と町の景色が絶景で、特に雲が出て、町が雲の上に乗っているように見える写真はとても幻想的です。 一時期は町中も閑散として本当に「死に行く町」でしたが、最近はレストランやお土産店、宿泊施設もオープンして、休日や週末などは大変な賑わいです。 晴れていても曇っていても絵になる町、チビタ・デ・バニョレッジョ、是非一度訪ねてみて下さいませ。

ローマの絶景
次に素晴らしい景色を見ることが出来る場所は、ローマの聖天使城です。
元々は2世紀のローマ皇帝、ハドリアヌス帝の霊廟として建てられたもので、その後は歴代のローマ皇帝とその家族の墓所となり、更には城塞、牢獄としても使われました。聖天使城の名前の由来は、6世紀にローマでペストが猛威をふるった際、時の法王グレゴリウス1世がペスト終焉を祈願すると、この城の上に剣を鞘に納める大天使の姿が現れ、これによって法王は城の上部に礼拝堂を建て、以降聖天使城と呼ばれるようになりました。
現在は博物館として一般公開されていますが、やはり聖天使城の最大の見どころは眺めの良いテラスです。サンピエトロ寺院やローマの街並みを高い所から見下ろすことが出来るだけでなく、城の上に立つ18世紀の青銅製の天使像も間近に見ることが出来ます。


フランドルの彫刻家による大天使像は約5メートルの高さ!




