イビサは、スペイン東部のバレアレス諸島で3番目に大きな島。クラブカルチャーの島として大人気だが、島の沿岸には近年植生域が狭まってきている地中海沿岸の固有種の海藻ポセドニアが密生しており、豊富な海洋生物をはぐくんでいる。島の歴史も長い。フェニキア人により、島の中心都市イビサにアクロポリスが建設されてから、アラブ、カタロニアと支配者が変わり、ルネサンス期には、それまでに造られた要塞がより堅固なものに改修されている。イビサの山の手地区は最も古いエリアで、16世紀にルネサンス様式の要塞が完成してから、今も当時の状態が保たれている。壁と砦は16世紀以前のものを基礎とし、それと一体化して新たなものが築かれたため、歴史的な築城術の移り変わりも見学できる。丘の上のカテドラルからの眺めもよい。イビサ島は自然の豊かさと文化的な価値が評価され、1999年に世界遺産に登録された。