ニュージーランド・ワイパラの絶品ワインが飲めるワイナリー3選
南島クライストチャーチ近郊のワインの産地ワイパラ地区(Waipara Valley)。クライストチャーチから北へ車で小1時間ほどのところです。ニュージーランドでも新しいワインの産地であり、急成長しつつ近年ワイン業界から大きな注目を浴びているそう。ワイナリーの数そのものが少なく、このため生産量もわずか。ニュージーランド国内でも稀少と言えそうです。先日、この地域の3つのワイナリーを巡って存分に試飲し、お気に入りのワインを買ってきました。JTB現地スタッフがワイパラ地区のワイナリーをレポートします。
1. リースリング好きにおすすめ
ワイパラヒルズ(Waipara Hills)
豪華な雰囲気の淡いベージュ色の石造りの建物と手入れの行き届いた庭がステキなワイパラヒルズ・ワイナリー。テイスティングルームは木目調の内装がとてもウェルカミングな雰囲気。リースリングなど、少し甘目の白ワインがお好きな方には、とてもおすすめなワイナリーです。
かつて賞にも輝いたピノグリやリースリング、さらにはピノノワール、ソヴィニヨンブラン、シャルドネなど、ワイパラヒルズのクラシックタイプのラベル以外にも、このワイナリーでしか販売していないという「Soul(ソウル)」や「Equinox(エキノックス)」といったラベルを試飲できます。説明を聞きながらばっちりテイスティング。「Soul(ソウル)」のリースリングがとても気に入ったので、ボトルを2本購入しました!
ワイナリー併設のカフェは、うねうねとした丘とブドウ畑を見渡す絶好のロケーション。ビストロ風なお料理をワインとともに楽しめます。ティータイムにはエスプレッソと手作りケーキなども。基本的に毎日営業(10時~16時30分)。定休日は、グッドフライデーやアンザックデー、クリスマスとボクシングデー。

大きな看板が目印です。
2. 家族経営のワイナリー
ペガサスベイ(Pegasus Bay Winery & Restaurant)
現地の人々はもちろん、観光客にも人気というペガサスベイ・ワイナリー&レストラン。完全なる家族経営のワイナリー。何がうれしいって、全てのワインテイスティングが無料!ワインの値段を気にすることなく、気になるワインの試飲ができます。ペガサス(羽をもつ馬)の絵が目印のシンプルなラベルの貼られたボトル。よく聞くブドウの品種が並ぶワインリスト。白ワインではリースリング、シャルドネ、ピノ・ノワール、ソヴィニヨン/セミオンなど。赤ワインはピノノワール、メルロー・カベルネなど。お値段は1本30ドル前後から100ドル超えまで、各種取り揃えられています。
併設のレストランは木~月曜の12~16時の間のみ営業。ランチの際は予約をおすすめします。

お客さんで賑わう店内。
3. ワイパラに古くからあるワイナリー
マッディウォーター/グレイストーン(Muddy Water / Graystone)
ワイパラの中心部からカイコウラ方面へと北上すると右手にあるワイナリー。近くにはブドウ畑が広がり、緑に溢れたシーズンはもちろん、とても気持ちのよい空間です。もともとマッディウォーターとグレイストーンという2つの異なるワイナリーが経営を統合したそう。ちなみに、ワイパラの”ワイ”は「水(water)」、”パラ”は「濁った、泥だらけの(muddy)」という意味があります。ワイパラ=マッディウォーター(muddy water)なので、店名の由来はここからきているのでしょうね。
1996年にマッディウォーター初のワインが世に送り出されるとすぐに、ワイパラ地区を代表する品質の高いワイナリーの1つと言われるようになったそうです。購入したのは、グレイストーンの少し甘めのリースリング(白ワイン)のボトルを1本!
生産量の少ないワイパラ地区のワイナリー巡りはいかがでしょう。JTBでもクライストチャーチ発着のワイナリー巡りツアーをご提供しています。

お気に入りの1本を見つけましょう。