1.日本の登山と海外ハイキングの違い
海外ハイキングは初心者でも安心して絶景を眺めながらのハイキングを楽しめるんです!
日本では見られない巨大な氷河や滝など、圧巻のスケールを目にして、改めて大自然の壮大さに心動かされます。
ここからはオススメの絶景ハイキングスポットを紹介していきます。
2.スイスアルプス
スイスアルプスはハイキングコースが多く用意されていて、名峰と可憐な高山植物を眺めながらハイキングを楽しめます。
オススメの時期は初夏の6月下旬~7月です。6月下旬からほとんどの展望台がオープンし、ハイキングコースが開通します。また、高山植物が咲き乱れる美しい季節です。
次にオススメは秋の9月です。涼しく過ごしやすく、空気が澄んで天候も比較的安定します。
また、夏の混雑が落ち着き、黄葉や秋の味覚(ジビエ料理、きのこなど)も楽しめます。
スイスの中でもツェルマット(マッターホルン)とグリンデルワルト(ユングフラウ三山)は人気の2大エリアで、ハイキングの拠点となっています。
ツェルマット
ツェルマットはスイス南部、アルプス山脈の麓に位置する、標高は1620メートルの町。 周囲にはマッターホルンをはじめ4000m級の山々が38座も連なっています。
マッターホルンを望む雄大な自然、ガソリン車の乗り入れが禁止されたクリーンな環境、そして四季を通じてアクティビティが楽しめる点も魅力です。
ツェルマットでは自動車が禁止されているため、電気自動車、馬車、徒歩での移動となり、澄んだ空気と静寂が保たれています。冬はスキーやスノーボード、夏はハイキングや登山が人気で、美しい高山植物や山上湖の景色も楽しめます。特にマッターホルンを眺めながらのハイキングコースが多数あります。
ツェルマットで人気のハイキングスポットには、「ゴルナグラート展望台」や「マッターホルン・グレーシャー・パラダイス」からアクセスできるコース、そして逆さマッターホルンで有名なリッフェルゼーを巡るハイキングがあります。
グリンデルワルト
グリンデルワルトは、スイスの中心部ベルン州、ベルナー・オーバーラント地方にある山岳リゾートです。標高1034メートルの町です。
アイガー北壁の麓に位置しており、牧草地帯の美しい風景が広がるアルプスの景色を楽しめることで知られています。
インターラーケンから電車でアクセスでき、周辺の観光拠点としても利用されます。
ツェルマット、グリンデルワルトどちらも登山鉄道やゴンドラで展望台にアクセスでき、そこからハイキングも楽しめます。
3.ドロミテアルプス(イタリア)
ドロミテはイタリア東北部にあるアルプス山脈です。
かつて海底だった珊瑚礁が隆起し、浸食されて形成された独特の尖った岩峰が特徴です。最高峰はマルモラーダ(標高3,343m)で、3,000mを超える山が18峰あります。
ドロミテアルプスでのハイキングは、初心者から上級者まで楽しめる多様なコースがあり、世界に類のない景観を満喫できます。
ドロミテ地方で一番人気のハイキングコースは、「トレ・チーメ・ディ・ラヴァード」周遊コースです。
トレ・チーメとは三つの峰という意味で、ドロミテ岩峰群のシンボルとして非常に有名です。この圧巻の景色を眺めながらトレ・チーメをぐるりと一周するハイキング(約4時間)がドロミテで最も人気のあるコースです。前半は比較的平坦で歩きやすく、後半にアップダウンがあるため、体調に合わせて折り返すことも可能です。そのため初心者にもオススメです。
ドロミテ地方には他にもロープウェイを利用して手軽に絶景を楽しめるコースなども多数あります。
初心者向けには、標高差が少なく体力に合わせて選べるコースが用意されており、装備としては歩きやすい靴と防寒具、サングラスが必須です。
カレッツァ湖
また、ドロミテ地方にはイタリアで最も美しい湖とも言われるカレッツァ湖があります。
「ドロミテの宝石」と称されるカレッツァ湖周辺は、美しい湖の周りを歩く初心者向けのハイキングコースが整備されています。湖畔をぐるりと散策するだけでも楽しめますが、周辺の山々を歩く少し長めのコースを選ぶことも可能です。難易度は高くなく、日帰り観光にもおすすめの絶景スポットです。
ドロミテは標高が2,000m近くの場所も多いため夏でも気温が25°C以下と涼しく快適に過ごせます。
時期としては6月下旬から8月がハイキングにおすすめです。
4.ピレネー山脈(スペイン/フランス)
ピレネー山脈はスペインとフランスの間、地中海から大西洋まで連なる山脈です。
特に有名なオルデサ渓谷(スペイン)やガヴァルニー圏谷(フランス)は、その雄大な景観で知られており、人気のハイキングスポットです。
ピレネーのハイキングは、自然の多様性と変化に富んだ景観が特徴です。氷河の浸食による壮大な渓谷や、断崖絶壁、緑豊かな森林、草原などが共存し、初心者でも楽しめる整備されたコースから、国境を越えるような本格的なコースまで幅広く楽しめます。
また、ピレネー固有の高山植物が咲き誇る姿が見られます。
オルデサ渓谷
スペイン北部のウエスカ県(アラゴン地方)にあるピレネー山脈の、オルデサ・イ・モンテ・ペルディード国立公園内に位置しています。氷河によって削られた、雄大なスケールの大渓谷です。
オルデサ国立公園の玄関口でもある美しいトルラ村がピレネーハイキングや観光の拠点です。
渓谷の谷間にあり、正面には渓谷の岩山が迫るダイナミックな景観です。
ピレネーの伝統的な石造りの建物が並び、街歩きも楽しみです。オルデサ渓谷の大自然とのコンビネーションが美しい景観を作り出しています。
ガヴァルニー圏谷
フランス南西部のピレネー山脈中央部にあり、スペイン国境に近いオート=ピレネー県ガヴァルニー村のピレネー国立公園内に位置しています。
この地域は、氷河の浸食によって形成された壮大な圏谷(カール)で、ヨーロッパで最も落差が大きい「ガヴァルニーの滝」や「ローランの裂け目」が有名です。
ガヴァルニー圏谷にはヨーロッパ最大の落差を誇るガヴァルニーの滝があり、迫力満点の渓谷です。
ピレネーハイキングの時期としては、爽やかな初夏から秋にかけて、特に6月から7月が花が美しいベストシーズンとされています。
5.ミルフォードトラック
ニュージーランドは、南北2つの大きな島から成り、その国土の約3分の1が国立公園や自然保護区に指定されています。氷河が削り出したフィヨルド、壮大な山脈、エメラルドグリーンの湖、原生林、火山地帯と、驚くほど多様な景観が凝縮されており、「世界を凝縮した国」とも称されます。
さらに、ニュージーランドには「グレート・ウォーク」と呼ばれる、国が整備した質の高いトレイルが11コースあります。道標がしっかりしており、山小屋も清潔で設備が整っているため、海外でのハイキングが初めての方でも安心して挑戦できるのが大きな魅力です。
その中でも特に人気のコースがミルフォードトラックです。
「世界で最も美しい散歩道」とも称されるミルフォードトラックは、ニュージーランドのハイキングの象徴とも言えるコースです。
■場所: 南島、フィヨルドランド国立公園(世界遺産)
■期間: 4日間 3泊4日(約53.5km)
■特徴:
・氷河によって削られた壮大なフィヨルド地形、原生林、高山植物、そして無数の滝が織りなす絶景。
・コース最高地点のマッキンノンパスからは、息をのむようなパノラマビューが広がります。
・ニュージーランド最大の滝「サザーランド滝」は圧巻の一言。
・山小屋泊が必須で、事前に予約が必要(非常に人気が高く、予約開始と同時に埋まることが多いです)。
・個人で歩く場合は、山小屋での食事は自炊となりますが、ガイド付きツアーでは食事が提供されるプランもあります。
・ベストシーズン: 10月下旬~4月下旬(この期間以外は積雪のため通行止め)
ミルフォードトラックは、まさに「歩くこと自体が目的」となるような、五感で自然を感じる特別な体験ができるコースです。
6.山歩きだけじゃない!海外ハイキングの楽しみ方~忘れられない「食」の体験~
地元のワインやチーズが豊富(イメージ)/焼きたてパンのイメージ/レストランのイメージ/マルシェのイメージ
各地の山小屋では、その土地ならではの食材を使った温かい料理が提供されます。スイスならチーズフォンデュやロスティ、イタリアならパスタやポレンタなど、歩いた後の疲れた体に染みわたる美味しさ。
ミシュランガイドに掲載されるような名店から、家庭的な雰囲気のトラットリアまで、多様なレストランがあるので山歩きとあわせて「食」の楽しみも欠かせません。
また地元の市場(マルシェ)では、新鮮なフルーツ、チーズ、ハム、パン等も購入できるので、絶景ポイントでピクニックランチもおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
初心者でも安心して楽しめる4つのオススメハイキングスポットを紹介させていただきました。
この他にもアメリカのヨセミテ国立公園、オーストリアのチロル地方、イギリスの湖水地方などオススメのハイキングスポットがまだまだ世界にはあります。
海外ハイキングは、ただ山を歩くだけでなく、その土地の「食」を味わい、「文化」に触れ、「歴史」を感じる、まさに五感を刺激する贅沢な旅です。
「体力はあまりないけれど、海外の壮大な自然と文化を存分に楽しみたい!」
「美味しいものを食べながら、ゆっくりと景色を眺めたい!」
そんなお客様にこそ、海外ハイキングがおすすめです!