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初めての動物観察の旅

旅を3つのスタイルに分けてご紹介、どれがお好みでしょうか?
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目次

動物観察の旅のスタイル

こんにちは。私は動物観察が大好きで、今はその楽しさをお客様と分かち合える「動物観察の旅」を企画、ご案内しています。一口に動物観察と言っても、実はいろいろなスタイルがあります。今回は、「動物観察の旅は初めて」という方にも判り易くその違いをご紹介したいと思います。私は大きく3つのスタイルに分けています。すなわち

  • 1. 観光旅行の途中で動物も見る
  • 2. 小動物や野鳥観察などを目指し自然の中を歩く
  • 3. ライオンやゾウなどの大型動物と出会うサファリツアー

順番に本格度が高まりますが、皆さまはどのスタイルがお好みでしょうか。もちろんもっと本格的な旅や、特定動物に絞った旅もありますが今回は、「数日間の観光旅行で楽しむ動物観察」をテーマでご案内したいと思います。まずは、ご自身のイメージに近い旅のスタイルを見つけてくださいね。

観光旅行の途中で動物も見る旅

代表的な例としては、北米ではアラスカのデナリ、カナディアンロッキー、イエローストーン国立公園などで見ることの出来るグリズリー、カリブー、マーモット、プレーリードッグなどがあります。ヨーロッパではスコットランドやノルウェーでレッドディア(ヨーロッパアカシカ)やラグーン沿いのアザラシ、ムースやトナカイたち。そしてオーストラリアではクロコダイルやワラビーやタスマニアンデビルなどなど。観光中心ですから、「上手く見れたらラッキー!」という位の気分でお出かけになることをお勧めします。双眼鏡以外、特別な装備も不要です。

アラスカで出会ったグリズリーベア
アラスカで出会ったグリズリーベア

小動物や野鳥観察などを目指し自然の中を歩く

マレーシアのボルネオ島では、トレイルもしっかり整備され、野鳥、モンキーなどのとの出会いが期待できます。また少し趣は異なりますがガラパゴスもここ含めて良いかと思います。それぞれの島へ上陸すると固有種のフィンチ類やイグアナ、アシカ、海亀などが近くに寄って来ることもありますね。またアマゾンのジャングルロッジでもモンキーや見たことない色の美しい鳥、少し変わったところでピラニア釣りなどのアトラクションもあります。そしてエコツーリズム先進国の中米コスタリカでは、熱帯雲霧林のあるモンテベルデやサンヘラルド・デ・ドータなどでは専門ガイド付きウォーキングが充実しています。

いつも怠けている?ナマケモノ
いつも怠けている?ナマケモノ

中でもケツァールと呼ばれる美しい鳥は人気が高く、伝説の鳥のモデル?という説があったり、古代の王の装飾に使われていたり、などの伝聞が残ります。

コスタリカで探した幻の鳥ケツァール
コスタリカで探した幻の鳥ケツァール

ライオンやゾウなどの大型動物と出会うサファリツアー

動物観察の旅と言えば一般的には、ライオンやゾウなどとの遭遇をイメージされる方が多いかもしれませんね。サファリとは、スワヒリ語で「旅」を意味する言葉。今ではアフリカなどの大自然の中で野生動物を主に、4WD車で観察するツアーを指します。

昼寝から覚めた?ライオンの一瞬
昼寝から覚めた?ライオンの一瞬

一般的にライオンとの遭遇はなかなか難しいものとされていますが。キリンやオリックスなどは場所を選べば高確率でご覧になれます。動物園でしか見たことなかった彼らに野生の草原で出会えた時それはもう、何ものにも代えがたい感動を味わうことができます。「サファリ」の語源からも判るように主にアフリカが舞台でタンザニアのセレンゲティ国立公園、南アフリカのクルーガー国立公園はじめ、ケニア、ボツワナ、ジンバブエなど各国で広く楽しまれています。動物観察自体が旅の目的そのものとなるスタイルです。

サバンナを悠然と歩くキリン
サバンナを悠然と歩くキリン

動物たちの動きが活発になる早朝と夕刻、レンジャーと呼ぶドライバーと共に動物を探しに行きます。朝は本当に早く、朝食前の5時とか6時頃、クッキーと熱いコーヒーだけ頂き出発、8時~9時頃戻ってそれから朝食。夕方は4時頃出発し日没前に帰着、そしてディナーがはじまります。

チーターがいた!
チーターがいた!

つまり、連泊すると日中は何もしない時間があるわけです。「時間がもったいない?」 いえいえ。実はこの時間は至福タイム。アフリカの草原の真っ只中、ロッジのプールサイドでティーや冷えたビールや白ワインなど飲みながらゆったりと時間が流れるひと時。体験されたお客様はサファリはもちろん興奮したけど、出かける前は特に期待していなかったあの昼間の時間が最高だった、こんな感想を口にされる方も非常に多いです。

シマウマの群れに遭遇
シマウマの群れに遭遇

終わりのない旅

「終わりのない旅」、あえてこう書かせていただきました。サバンナを生きる動物たちの命の連鎖とは、大変尊いものでそこに動物による優劣はありません。どんな動物たちも必死に今日を生き抜きそして、昨日とは違う明日を過ごします。だから同じ土地を何度訪れてもそこは常に「初めてやって来た土地」なんです。「一度行ったからもういいか」とはならないのが動物観察の旅。出会えるか否か、それもその場にならないとわからない。そこが醍醐味でもあります。動物たちとの一期一会の出会いを求め、「終わりのない旅」へ出かけてみませんか。

この記事を書いた人
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昨日も今日も明日も動物のことばかり考えているお父さん
最近の趣味・ひとこと
動物好きをこじらせ遂に仕事に。休日も動物動画で癒されているアラフィフオヤジです。
動物を正面からじっくじり観察、そんなことを何年間もやっていると次第に、動物のココロが読めるようになってきた気がします。人は笑いますが私は真剣、いやいや本当に読めるんですって!そしてこの世界は「奥が深すぎる」。もはや私、相当に沼ってます。(笑)
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