人と人とをつなぐスポーツの力

春の風物詩選抜高校野球。秋の都道府県大会で上位に入った各地方の強豪チームのほか、文武両道やハンデを乗り越えて好成績を収めたチームが「21世紀枠」として選抜されます。2025年の「21世紀枠」に選ばれた高校の一つが長崎県の壱岐高校。文字通り長崎県の離島「壱岐」に位置する高校で、部員全員が壱岐生まれ壱岐育ち。離島に位置し、島内には２つしか高校がなく実戦経験も少ないというハンデもありながら、昨秋の地方大会でも好成績を残し、初めての選抜高校野球出場を果たしました！

九州方面ツアーの企画担当をしている私にもすぐにその吉報とともに、現地の観光施設様が音頭をとっていただき、応援へのお誘いが入ってまいりました。
同じく九州方面の担当をされている他の旅行会社の皆様とともに、校歌や応援の練習を事前に行い、いざ甲子園へ！
一塁側アルプススタンドの列に行くと見えたのは大行列。600km以上離れた壱岐からも多くの方々が訪れ、対戦相手の応援団を上回る3000人以上が応援に駆け付けました。長崎県の壱岐島の人口およそ2万4000人の1割を超える規模だったとか。まだ肌寒い3月下旬でしたが甲子園は熱気に包まれておりました。

初回に壱岐が2点を先制すると熱気は最高潮に。1球、1プレー毎に送られる拍手や声援、自然に沸き起こる壱岐コールなど試合終了まで応援が止むことはありませんでした。優勝候補の一つであった東洋大姫路に惜しくも逆転負けとはなりましたが、その熱い応援が評価され応援団賞 最優秀賞を受賞しました！
普段はライバルでもある他の旅行会社の皆さんと一致団結し壱岐高校の後押しになればとの思いでしたが、人々の暖かさやスポーツの力のすごさを改めて感じるいい機会になりました。今度は壱岐に多くのお客様をお送りし壱岐を盛り上げて行くことができればと思っております。
皆様も壱岐への旅行にでかけませんか？？