ノースカロライナ州とテネシー州に跨るグレートスモーキー山脈国立公園は、アメリカ東部で最も重要な自然保護区だ。氷河期後期に、氷河作用から生き延びることができた動植物がここに移り住んだため、絶滅危惧種の珍しい動物や植物の宝庫となっている。公園の面積は2万1104平方km、園内の標高は250mから2000mと高低差が大きく、95%は森で構成され、そのうちの25%が原生林だ。降水量が多く湿度も高い。この豊かで多様性のある自然環境のおかげで、約1万種の動植物が生息しているといわれている。園内には約1287kmに及ぶハ