京都のおみやげ15選!老舗と新感覚が旅を彩る極上の味を楽しもう

共有する
京都みやげの代表格「八ッ橋」には、焼き・生・あん入りの3種類があります(イメージ)
公開日:2025.12.28
|
更新日:2025.12.28
千年の都・京都には、歴史を感じさせる老舗の逸品から、京都らしい素材を活かしたSNSで映える新感覚スイーツや小物まで、伝統と新しさが息づく品々が数多くあります。どれも旅の余韻を彩るものばかり。今回は、京都を訪れたらぜひ手にしたいおみやげ15品を厳選してご紹介します。
ページの先頭へ戻る

あん入り生八ッ橋 聖(聖護院八ッ橋総本店)

毎年開かれている表千家のお茶会で誕生したあん入り生八ッ橋「聖」
毎年開かれている表千家のお茶会で誕生したあん入り生八ッ橋「聖」(イメージ)
平安神宮から徒歩10分ほどの場所にある、聖護院八ッ橋総本店の「聖」は、創業300年以上の伝統を味わえる逸品です。自社工場で炊き上げたほどよい甘さの上質なつぶあんを、白くて柔らかい生八ッ橋で包み、しっとりと柔らかな口あたりに仕上げています。 定番商品に加えて、ニッキと抹茶の生八ッ橋を組み合わせた「聖・抹茶詰合せ」は、味わった後にほんのりと香りが残り、その余韻はまさに京都らしい風情と和の上品さを感じさせてくれます。甘酸っぱいイチゴのあんを使った「聖・苺抹茶詰合せ」もあります。

あん生八ッ橋(本家西尾八ッ橋)

ニッキと抹茶の生八ッ橋であんを包んだ「あん生八ッ橋」
ニッキと抹茶の生八ッ橋であんを包んだ「あん生八ッ橋」(イメージ)
聖護院門跡近くの本店をはじめ、清水寺や八坂神社の参道近くにも暖簾を掲げる本家西尾八ツ橋は、1689年(元禄2年)創業の京都を代表する八ッ橋の名店。つぶあん入りの「あん生八ッ橋 抹茶」は、抹茶が香る生地とやわらかなつぶあんのバランスが絶品。 昔ながらの製法を今も守りつつ、イチゴやチョコレート、焼きいもをあんに練り込んだ斬新な新味も登場。さくら・夏みかん・栗・ももといった季節限定商品もあり、さまざまな世代に愛されています。

阿闍梨餅(京菓子司 満月)

上品なつぶあんともち生地が独特の食感を生み出す「阿闍梨餅」
上品なつぶあんともち生地が独特の食感を生み出す「阿闍梨餅」(イメージ)
比叡山の阿闍梨(修行僧)の網代笠を模した独特の形が特徴の半生菓子「阿闍梨餅(あじゃりもち)」。丹波大納言のつぶあんを、さまざまな素材を練り合わせた満月秘伝のもち生地で丁寧に包み焼き上げた、100年を超えて続くその味は、控えめな甘さともっちりとした食感が調和し、後を引く味わいです。 人気の定番みやげですが、1個のバラでも販売しているので、和菓子職人が心を込めてつくった銘菓を味わいながら、観光を楽しむこともできます。

京ばあむ(美十)

京文化の十二単の襲(かさね)をイメージした「京ばあむ」
京文化の十二単の襲(かさね)をイメージした「京ばあむ」(イメージ)
京都駅前の商業施設「京都タワーサンド」や京都観光に欠かせない清水寺と嵐山の近くに専門店がある美十のバームクーヘン「京ばあむ」。宇治抹茶と豆乳を3層に重ね、職人がじっくり焼き上げた人気商品は、しっとりした食感とまろやかな甘さ、鮮やかな緑と白の美しいコントラストで、見た目も味も贈り物に最適です。 2023年11月に十条にオープンした「atelier京ばあむ」では、ほうじ茶味などの限定商品が購入できるだけでなく、おいしさの秘密を探れる工場見学や、限定メニューが楽しめるカフェ&レストランも併設されています。 ※掲載商品や掲載内容は記事公開時点の情報のため、変更となる場合があります。

お濃茶ラングドシャ「茶の菓」(京都北山マールブランシュ)

濃厚な抹茶の風味を活かしたラングドシャクッキー「茶の菓」
濃厚な抹茶の風味を活かしたラングドシャクッキー「茶の菓」(イメージ)
お濃茶ラングドシャクッキーとして知られる「茶の菓」は、京都北山マールブランシュの代表作。上質な宇治抹茶を贅沢に使い、ホワイトチョコを挟んだ繊細なラングドシャは、抹茶の深い香りとミルクのまろやかさが絶妙です。 焼き上げ温度を抑えることで、お濃茶の鮮やかな緑と風味をそのまま閉じ込める「茶の菓」は、個包装で配りやすく、パッケージも京都らしい品格を漂わせます。味・香り・見た目、すべてが京都を語る代表銘菓です。京都植物園や上賀茂神社の近くにある京都北山本店にはカフェが併設。「茶の菓」をはじめ、限定スイーツを味わうことができます。

聖護院八ッ橋(聖護院八ッ橋総本店)

昔ながらの肉桂の風味が広がる京みやげの定番「聖護院八ッ橋」
昔ながらの肉桂の風味が広がる京みやげの定番「聖護院八ッ橋」(イメージ)
近代筝曲の開祖と言われている八橋検校を偲んで、1689年(元禄2年)の創業時から聖護院八ッ橋総本店でつくられている、箏の形の焼菓子「聖護院八ッ橋」。原料は米粉・砂糖・肉桂(にっけい)とシンプルで、カリッとした食感に辛味の少ないまろやかなニッキを感じられる風味が特徴です。 表面に砂糖や抹茶風味・生姜風味砂糖をかけたり、八ッ橋に胡麻やコーヒーを生地に練り込んだ商品もあり、小袋の詰め合わせが用意されています。看板商品として300年以上愛され続けている老舗の味を持ち帰りましょう。

どら焼(笹屋伊織)

仏の教えで「殺生」を禁じられていたので、どら焼には卵を不使用
仏の教えで「殺生」を禁じられていたので、どら焼には卵を不使用(イメージ)
1716年(享保元年)創業の笹屋伊織が生んだ「どら焼」は、一般的な丸い形とは異なり、薄い皮で餡を包み巻いた独特の姿。東寺の僧侶の副食としてつくられたのがはじまりと伝えられています。 銅鑼(どら)の上で焼いたことからその名が付いたとされ、竹皮に包まれた姿は風情たっぷり。もっちりとした皮と上品なあんの甘みが調和して、素朴ながら奥深い味わいです。毎月20日、21日、22日の3日間だけ販売される限定品もあり、“幻のどら焼”として人気を集めています。

おたべ(美十)

定番のニッキと抹茶の生八つ橋を使用した「おたべ」
定番のニッキと抹茶の生八つ橋を使用した「おたべ」(イメージ)
京都みやげの代名詞になっている「おたべ」は、コシヒカリの米粉からつくった生八つ橋で自家製のつぶあんを包み込んだ、もっちり柔らかい生地とやさしい甘さのあんの絶妙なバランスが魅力。 2025年3月には、メレンゲを加えたもち生地でこしあんバターを包み、独特な味と食感を生み出す「ふわふわおたべ」を新発売。スイートチョコレートを合わせた白あんをココアを練り込んだ生八つ橋で包んだ「チョコあんのおたべ」や栗あんと紫いもあんを使った「秋のおたべ」などの限定味も見逃せません。 ※掲載商品や掲載内容は記事公開時点の情報のため、変更となる場合があります。

生茶ゼリイ(中村藤吉本店)

抹茶(左)とほうじ茶(右)の「生茶ゼリイ」
抹茶(左)とほうじ茶(右)の「生茶ゼリイ」(イメージ)
宇治の老舗茶商、中村藤吉本店の人気商品「生茶ゼリイ」は、抹茶の旨みをそのまま閉じ込め、甘さをひかえた小倉餡とモチッとした白玉を添えた贅沢な逸品。こだわりの宇治抹茶を使用し、つるんとした食感とほろ苦い抹茶の繊細な香りが広がります。 抹茶のほかにほうじ茶もあり、おみやげ用としては、2種の生茶ゼリイと焼き菓子の詰め合わせも用意されています。贈るときには、”冷やして味わえば、茶葉本来の香りが一層際立ちますよ”と一言伝えましょう。本店のカフェでは、生茶ゼリイに宇治抹茶アイスや抹茶ゼリイ、つぶあん、白玉など和の素材が層になった竹筒入りの「まるとパフェ」が人気です。

京ばあむサブレ(美十)

上品な甘さとサクッとした食感が魅力の「京ばあむサブレ」
上品な甘さとサクッとした食感が魅力の「京ばあむサブレ」(イメージ)
「京ばあむ」の鮮やかな緑と白の世界観をそのまま、軽やかな焼き菓子に仕立てた「京ばあむサブレ」。1836年(天保7年)に創業した森半の宇治抹茶と豆乳を練り込んだサクサクのサブレは、ほろりと崩れる繊細な食感が魅力です。抹茶の香りとやさしい甘さが広がり、後味はすっきり。 パッケージデザインに上品な抹茶グリーンを採用しギフトにもぴったり。軽くて持ち運びやすく、個別包装なので職場へのおみやげにもおすすめの一品です。日持ちの目安が、約20日間以上(出荷日含む)というのもうれしいポイントです。 ※掲載商品や掲載内容は記事公開時点の情報のため、変更となる場合があります。

加加阿365(京都北山マールブランジュ)

とろける口どけとカカオの香りがあふれる「加加阿365」
とろける口どけとカカオの香りがあふれる「加加阿365」(イメージ)
マールブランシュが展開するショコラブランド「加加阿365」は、京都文化の”日々是好日”を背景に“1年365日、毎日違う紋様のチョコレート”を展開。祇園店では、季節や日付ごとに異なるデザインや京都の名所をイメージしたチョコレートが並びます。 ブランド名を冠した「加加阿365」は、祇園店でのみ販売されている南米ボリビア産の希少なカカオを使用した特別なチョコレート。日本人の繊細な味覚に寄り添う口どけと香りを追求した味わいは、とろける濃厚なガナッシュが広がり、深みとコク、すっきりしたキレが良い後味が特徴です。

「然」かすてら(然花抄院)

卵のコクをしっかりと感じられる濃厚な味わい。「然」かすてら
卵のコクをしっかりと感じられる濃厚な味わい。「然」かすてら(イメージ)
町家の趣漂う然花抄院の室町本店で焼き上げられる「然」かすてらは、丹波黒豆を食べて育った鶏の卵を使ったこだわりの逸品。紙焼き製法でとろりとした食感に仕上げ、卵の風味と上品な甘さを引き立てます。抹茶の元となる碾茶の旨味を引き出した「然」かすてら碾もあり、冬季はチョコレート味の加加阿(カカオ)を販売しています。 京都室町本店の佇まいはフォトジェニックで、約300年の歴史を感じながら然花抄院のお菓子や厳選されたお茶が楽しめるカフェも併設されています。

お濃茶フォンダンショコラ「生茶の菓」(京都北山マールブランシュ)

抹茶の濃厚な香りと生チョコレートがハーモニーを奏でる「生茶の菓」
抹茶の濃厚な香りと生チョコレートがハーモニーを奏でる「生茶の菓」(イメージ)
マールブランシュの「生茶の菓」は、“お濃茶フォンダンショコラ”と呼ばれる贅沢な抹茶スイーツ。宇治抹茶をたっぷり使い、とろけるような口どけと芳醇な香りが楽しめます。 冷やすと生チョコレートのようななめらかさと濃厚な味わいが増し、絶妙なバランスに。見た目も上品で、少量でも満足感が得られます。常温で保管できるので持ち運びにも便利なので、おみやげだけではなく、自分へのご褒美にもぴったりの逸品です。

黒七味(原了郭)

天然木を使用した「黒七味 四角」
天然木を使用した「黒七味 四角」
祇園・四条通に店を構える、1685年(貞享2年)創業の「原了郭(はらりょうかく)」。看板商品の「黒七味」は、白ごま・唐辛子・山椒・けしの実・青のりなど7種の香辛料を絶妙にブレンド。原料をから煎りし、細かく挽いた後に“揉み込む”独自の工程によって、しっとりと深い香りが生まれます。 辛さは控えめで、山椒の爽やかな刺激とごまの香ばしさがふわりと広がり、うどんやそばだけでなく、ステーキやパスタ、鍋料理にもよく合います。袋や缶、使い切りの分包タイプなどパッケージも上品でおみやげに最適です。

手ぬぐい(SOU・SOU)

洗えば洗うほど、やわらかさと風合いが増す伊勢木綿の手ぬぐい
洗えば洗うほど、やわらかさと風合いが増す伊勢木綿の手ぬぐい
「SOU・SOU」は、”新しい日本文化の創造”をコンセプトに和の素材・技法を現代のライフスタイルにあわせてポップに再構築したアイテムが人気のテキスタイルブランド。特に手ぬぐいは、250年以上続く伝統工芸品「伊勢木綿」を京型友禅で染め上げるなど、日本の伝統素材・技法を用いながら、現代の暮らしに彩りを添えるデザインを提案。日常使いができ、軽量コンパクトなのでおみやげとして最適です 伊勢木綿の手ぬぐいなどを扱うSOU・SOU伊勢木綿のほか、足袋・着衣・布袋などの名前を冠したお店が新京極通付近に集中しているのでチェックしてみましょう。

まとめ

京都ならではの素材、職人の技、歴史や工夫が詰まった15選はいかがでしたか? 旅先でしか出会えない味や新発見を満喫して、京都観光をさらに豊かなものにしましょう。
LINE
X
記事一覧へ戻る
すべての記事から探す
記事一覧へ戻る