アメリカの旅行費用っていくらかかる?3泊や一週間の予算も解説

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アメリカ国旗と女性のシルエット
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公開日:2025.06.29
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更新日:2025.06.29
ニューヨークやロサンゼルス、シカゴ、フロリダなど、地域ごとに異なる魅力を持つアメリカ。行き先や楽しみ方がさまざまなので、アメリカの旅行費用がどのくらいかかるか疑問を感じる人も少なくないでしょう。 そこで本記事では、アメリカ旅行にかかる費用について、3泊4日や1週間、2週間の滞在パターン別に紹介します。ディズニーリゾートを訪れる場合の予算や、航空券・ホテル・食事代などの内訳、費用を抑えるコツもまとめました。 アメリカ旅行を計画中の方は、ぜひ参考にしてください。
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アメリカ旅行に必要な費用はいくら?

サンフランシスコのダウンタウンの高層ビルの航空写真
アメリカ旅行にかかる費用は、滞在日数や行き先、宿泊地のグレードなどによって大きく変わります。近年の物価の高さも相まって、同じ日数でも都市や旅のスタイルによる予算の差は顕著になっているかもしれません。 ここでは、代表的な旅行日数での費用の目安を紹介します。 ・3泊4日(3泊5日)の場合 ・4泊5日(4泊6日)の場合 ・1週間の場合 ・2週間の場合 ・ディズニーに行く場合

3泊4日(3泊5日)の場合

3泊4日(3泊5日)のアメリカ旅行では、都市観光を中心に楽しむのがおすすめ。費用は1人あたり25万円程度からが目安です。 ニューヨークやロサンゼルスなどの1つの都市を訪れるなら、限られた日数でも主要な観光地をめぐることは十分可能です。無理のないスケジュールで、エリアを絞った旅程を組むことをおすすめします。

4泊5日(4泊6日)の場合

4泊5日(4泊6日)のアメリカ旅行では、ゆとりのある滞在が可能です。費用は1人あたり28.5万程度からがおおよその目安。 定番スポットの観光に加えて、郊外の観光地や博物館めぐり、グルメなどを楽しむ自由時間にも余裕が出てきます。計画的に旅程を組めば、複数の都市を周遊することもできるでしょう。 1都市のみの観光なら慌ただしさもなく、現地の雰囲気をじっくり味わいたい人におすすめです。

1週間の場合

旅行イメージ
1週間のアメリカ旅行なら、都市観光はもちろん、周辺地域へ足を延ばすことも可能です。費用の目安は、1人あたり35万円程度からとなります。 日数に余裕があるため、ニューヨークとボストン、ロサンゼルスとラスベガスなど、2都市を組み合わせた旅程も組みやすいでしょう。1都市だけに滞在する場合も、日帰りで近郊の国立公園や海岸線を訪れるなど、選択肢が広がります。

2週間の場合

2週間のアメリカ旅行は、時間に縛られず広範囲をめぐることができる贅沢なプラン。費用は、1人あたり60万円程度からが目安になります。 この日数があれば、ニューヨーク・シカゴ・ロサンゼルスといったように複数都市を周遊するのもおすすめ。また、グランドサークルをレンタカーで巡るような、ロードトリップも楽しめるでしょう。 長期の旅行になる分、スケジュールに余白をつくってのんびり過ごす日を設けたり、現地で得た情報をもとに予定を変更したりすることも可能です。

ディズニーに行く場合

ディズニーリゾートをメインに楽しむアメリカ旅行では、渡航先となるのはカリフォルニアやフロリダです。チケット料金は訪問日数や時期、パークによって変動しますが、1日券で100ドル前後から購入できます。 また、チケットに加えて航空券やホテルを含んだパッケージツアーも多く販売されており、6日間で40万円程度からの価格帯となっています。

アメリカ旅行にかかる費用の内訳

ラスベガスストリップの航空写真
アメリカ旅行の総費用を把握するために、航空券やホテル、食事代など、項目ごとの目安料金を押さえておくのがおすすめです。何にどれくらいのお金がかかるのかを知ることで、予算を立てやすくなるでしょう。 ここでは、アメリカ旅行にかかる費用の内訳について、以下の項目ごとに紹介します。 ・航空券代 ・ホテル代 ・現地の交通費用 ・レンタルWi-Fi ・現地観光費用 ・食事代

航空券代

パスポートと搭乗券を手に持ち、カウンターゲートで搭乗を待つ女性乗客
アメリカ行きの航空券は、出発地や渡航時期、航空会社によって金額が大きく変わります。シーズンにもよりますが、往復で11万円程度からがおおよその相場です。 直行便の場合は料金が高くなりやすいものの、移動時間が短く体力的な負担が少ないのがメリットです。一方、乗継便を選べば費用を抑えられ、オフシーズンなどは往復で10万円を下回ることもあります。 なお、LCC(格安航空会社)は運賃自体は安いですが、手荷物や座席指定などの追加料金が発生する可能性が高い点に注意しましょう。最終的な支払金額をしっかり確認することが大切です。

ホテル代

ホテル 部屋イメージ
宿泊費は1泊あたり1.5万~10万円程度と幅広く、宿泊する都市やホテルのグレードによって異なります。 たとえばニューヨークやサンフランシスコといった都市部は物価が高く、ホテルの料金も高い傾向にあります。一方、郊外や地方都市では比較的リーズナブルな宿も見つかります。 また、ラスベガスなどの観光都市では、ホテルによっては「リゾートフィー」と呼ばれる追加料金がかかることもあります。航空券と同様、合計金額をしっかり確認しましょう。

現地の交通費用

アメリカでの移動手段は、主に地下鉄やバス、タクシー、などが一般的です。配車アプリ(UberやLyft)を利用したライドシェアも普及しています。1日あたりの交通費は、3,000~5,000円程度見ておくとよいでしょう。 ニューヨークやシカゴは、公共交通機関が発達しており地下鉄やバスが便利です。ロサンゼルスやマイアミは、車での移動がメインのためレンタカーや配車サービスの利用が一般的です。1回あたりの乗車料金は数ドル程度で、乗り放題のチケットを活用して移動費を抑えることもできます。

レンタルWi-Fi

Wi-Fi イメージ
海外旅行では、スマートフォンを使うための通信手段が必須。不自由なくインターネットを使いたい場合は、レンタルWi-Fiが便利です。たとえばグローバルWi-Fiなら、1日あたり約970円からパケット定額制を利用できます。 空港での受け取りや自宅配送に対応したサービスが多く、渡航前に予約することでスムーズに受け取れます。複数人でシェアできるため、家族旅行や友人同士の旅行にもおすすめです。

現地の観光費用

アメリカは観光スポットやアクティビティが豊富なので、現地での観光費用も予算として含めるのがおすすめ。たとえば美術館や博物館、展望台などのスポットを観光する際は、都度1,500~3,000円程度かかります。 テーマパークやスポーツ観戦などの体験は、1回で数万円以上かかることも珍しくありませんが、その分思い出に残る旅行になるでしょう。

食事代

食費はホテルと同様にお店のグレードによって幅がありますが、1日あたり1万円程度は見ておくとよいでしょう。 朝食はカフェやベーカリーで軽く済ませるなら1,500~2,000円程度。昼食はフードコートやファストフードで2,000~3,000円程度が目安です。夕食はレストランを利用する場合、安くても3,000円以上かかることがほとんどです。 ボリュームがある料理が多いため、出費を抑えたい場合はテイクアウトをして次の食事に充てたり、シェアしたりするのもおすすめです。

アメリカ旅行ツアーで行くといくらかかる?

アメリカ、アリゾナ州、グランドキャニオンを流れるコロラド川
初めてアメリカ旅行に行くなら、航空券、ホテル、送迎などがセットになったパッケージツアーがおすすめです。 たとえば、ロサンゼルスを訪れるツアーや東海岸の都市を周遊するツアーなど豊富なプランが揃っています。 フロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」やカリフォルニアの「ディズニーランド・リゾート」を訪れるツアーも人気です。

現地観光を楽しめるオプショナルツアー

JTBのオプショナルツアーでは、主要都市や人気観光地を効率よく巡れる現地発のプランが豊富に揃っています。 アメリカ旅行なら、スポーツ観戦やグランドキャニオン、ヨセミテ国立公園を巡るツアーなど、見どころの詰まったツアーが人気です。送迎付きや日本語ガイド同行のプランも充実しているので、言語に不安がある方や初めて訪れる方にもおすすめです。

アメリカ旅行に必要な準備

旅行用のスーツケースと荷物、旅行用アクセサリー、旅行準備用品
アメリカ旅行を安心して楽しむには、事前の準備が欠かせません。現地で困らないためにも、現金の持参方法や両替のタイミング、物価や治安についての基本情報を確認しておくことがポイントです。 ここでは、旅行前に押さえておきたい内容をまとめました。 ・アメリカ旅行に必要な現金はどのくらい?両替はいつする? ・アメリカの物価や治安を知る ・アメリカ旅行に必要な旅行日数

アメリカ旅行に必要な現金はどのくらい?両替はいつする?

アメリカではクレジットカードが普及しているため、現金を大量に持ち歩く必要はありません。ただし、チップや現金限定のローカルなお店での支払いなどに備えて、ある程度のドル紙幣は用意しておくと安心です。 クレジットカードをメインに支払いを考えている場合、短期の旅行であれば100~200ドル程度を現金として持参するのが一般的です。使い切れなかった分は、帰国時に再度両替することもできます。 現地空港でのレートはやや不利なことが多いため、できれば出発前に両替を済ませておくとよいでしょう。

アメリカの物価や治安を知る

アメリカの物価は日本より高めです。都市部では外食やホテル代が特に高く、チップも必要になるため、予想より出費がかさむことも珍しくありません。チップは15%~20%が一般的です。 また、治安は行き先によって大きく異なります。危険なエリアもあるので、事前によく調べておくことが大切です。観光地周辺は比較的安全な場合が多いですが、夜間の一人歩きや人通りの少ない場所は避けるのが無難。必要以上の現金は持ち歩かないようにして、周囲に気を配って行動しましょう。

アメリカ旅行に必要な旅行日数

アメリカは国土が広く、都市によって見どころも異なるため、目的に合わせて必要な日数も変わります。 たとえば、ニューヨークやロサンゼルスなどの1つの都市を観光するなら、3泊5日ほどで主要スポットをめぐることも可能です。ゆっくり観光したい場合や複数都市を周遊する場合は、1週間以上あると余裕を持った旅程が組みやすくなります。 また、日本からアメリカへ行くには移動時間が長くなりやすいので、フライトの前後で予定を詰め込みすぎないように意識するのもポイント。初日や最終日は移動に充てるスケジュールを意識しておくと、負担が少なく旅行を楽しめるでしょう。

アメリカ旅行を安く抑えるコツ

コストダウンのイメージ
最後に、アメリカ旅行を安く抑えるコツをまとめました。少しでも費用を抑えてアメリカ旅行を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 ・長期休暇の時期を外したオフシーズンを選ぶ ・航空便を工夫する ・朝食は現地の飲食店を利用する ・学生料金を活用する

長期休暇の時期を外したオフシーズンを選ぶ

旅行費用を抑えたいなら、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みといった繁忙期を避けるのがおすすめです。この時期は航空券やホテル代が高騰しやすく混雑も多いため、コストだけでなく快適さの面でもデメリットがあります。 一方、寒さの厳しい2月や、夏休みと年末年始の間の10月~11月頃などはオフシーズンにあたります。比較的安価で予約がしやすく、観光地もゆっくりと楽しめるのが魅力。日程に融通がきく場合は、ピークを外すことで旅行の予算を抑えるのがおすすめです。

航空便を工夫する

少しでも航空券代を抑えたい場合はLCCの利用がおすすめです。しかし、LCCは預け荷物が有料あるいは無料となる範囲が狭く、機内サービスも簡素なケースがあります。 時期によっては大手の航空会社と大差ない料金になることもあるため、総額やサービス内容を比較して選ぶのがポイント。時期は同じでも、出発日を平日にしたり、夜発・早朝発の便に変更したりするだけで価格が下がるケースもあります。

朝食は現地の飲食店を利用する

コーヒーショップでカプチーノコーヒーを作るバリスタ
ホテルの朝食は便利ですが、通常の食事より高くつくことも珍しくありません。少しでも食費を抑えたい場合は、近くのカフェやファストフード、スーパーなどで朝食を調達するのもひとつの手段。 カフェでベーグルやサンドイッチ、コーヒーなどをオーダーすれば、地元の雰囲気も味わえるでしょう。現地のスーパーでヨーグルトやフルーツを買って、ホテルの部屋でゆっくり食べるのもおすすめです。

学生料金を活用する

アメリカ旅行では、学割を活用できる場面が多くあります。美術館や博物館、観光施設など、学生証を提示することで入場料が割引になるスポットも多いです。 ユネスコが推奨する世界共通の国際学生証(ISIC)を持っていれば、より多くの場所で割引を受けられる可能性があります。2,200円(2025年6月時点)の手数料はかかりますが、長期の旅行や複数の国を周遊する場合は、事前に発行しておくと便利です。

アメリカ旅行の費用を知って、存分に楽しもう!

ニューヨーク
本記事では、アメリカ旅行の費用について解説しました。日本よりも物価の高いアメリカですが、旅行の日程や宿泊先、フライトの選び方を少し工夫するだけでも、コストを抑えた滞在が可能です。航空券とホテルがセットになったパッケージツアーや、現地発着のオプショナルツアーの利用もおすすめです。 また、現地の物価や治安、必要な準備を知っておくことで、安心して快適に過ごせます。初めての方もリピーターの方も、予算と相談しながら、無理なく自分らしいアメリカ旅行を実現してみてください。
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