旅なかま。 旅の輪で広がる、人生の彩り 毎週曜日更新添乗員や企画担当者が旅行に限らず
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やっぱり美しいマッターホルン

いつ見て何度観ても人々を魅了するアルプス山脈代表選手!!
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目次

マッターホルン山頂がロウソクに!

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まさにロウソクです!

日の出とともにマッターホルンが山頂からだんだんと赤く染まってゆきます。
刻々と日の光の角度や強さが変わりその様(さま)は圧巻!息を飲むほどの美しさでございます。
この美しい光景を見ようとツェルマットの村はまだ日の出前の暗闇の中でもたくさんの人々が「日本人橋」と呼ばれる橋の周辺に集まり、混雑の中、日の出を待ちわびます。

マッターホルンは言わずと知れた標高4478M、ピラミッド型の三角形、天に聳える独立峰でアルプス山脈でも人気の山の1つです。
この朝焼けはMORGEN ROT(モルゲンロート赤い朝)ALPEN GLUHEN(アルペングリュ―エン燃えるような山岳)と現地では呼ばれ、息を飲むほどに美しく、しかも夜明けから朝にかけてしか1日のうちで見る事が出来ない為、ひと時も目が離せません。

特に今年のスイスは天候不順で雨の日が多かった為この日のような朝は大変少なく、貴重な体験でした。

コースによってはゴルナーグラート鉄道駅になるホテルに滞在し、ツェルマットの村よりももっと近くでこの美しい朝焼けを御覧頂く機会がございます。
また、ツェルマットの村は妙高高原と1997年より、ゴルナーグラート鉄道は富士山を結ぶ富士急行鉄道と1991年より、それぞれ姉妹都市、姉妹鉄道の関係でございます。

雨天時には村の教会や教会墓地を散策したり「山岳博物館」でマッターホルン登攀記を書いた英国人登山家E・ウィンパー達が使用していたザイルの展示等も大変興味深いです。
(ウィンパー達は1865年7月14日、当時「魔の山」と恐れられていたマッタ―ホルンを初登頂した7人のパーティーでしたが喜びも束の間、下山時、ザイルが切れ7人のうち4人が滑落死を遂げました。)

お約束の逆さマッターホルン

マッターホルンはドイツ語で「牧草地の角(つの)」という意味で山頂はスイスとイタリアの国境をなしていてスイスでは「モン・セルバン」イタリアでは「モンテ・チェルビーノ」とそれぞれ違う呼び方をされています。

この山を愛でるにはいろんな場所や手段がございますが、一番人気で誰でもが楽しみ易くお手軽なのがツェルマットの村からゴルナーグラード鉄道に約45分ほど、ご乗車頂き、展望台より360度のパノラマでアルプスの山々の展望を愉しむのもお勧めですがここは標高3089Mでございますので、下界と同じ調子ではしゃいでしまうと直ぐに体内の酸素が足りなくなり、頭痛や吐き気をもよおす羽目になりますのでご注意下さいね!!

ここではゆっくりゆっくり「のろまの亀さん歩き」がお勧めです。又、15分~20分毎に深呼吸をして血管に酸素を取り込みましょう。酸素の有難さを実感です。
展望台での景色をお楽しみ頂きましたら下り電車にご乗車1つ目で下車、ここから次の駅まで1駅分下り中心の1時間30分~2時間のハイキングです!!
途中、高山植物を愛でながら、又、リッフェル湖では、湖面に映る「逆さマッターホルン」が見られます。

ここでは誰もがピーターとハイジになり皆で「ヤッホー~~」とクライマーに叫んでみるのも良いでしょう。

休憩しながら山を見ながらのハイキングは格別です。

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ハイキングの風景(7月下旬)

その他、高所が苦手な方はツェルマットの村から地下ケーブルで5分の「スネガ展望台」は標高2288m、ライゼー(湖)のほとり太陽の光が燦々と注ぐ、気持ちの良い散策を楽しめます。

この記事を書いた人
森川 由香里
森川 由香里
得意エリア
スペイン・英国・中南米
趣味はゴルフ、人生と同じ山あり谷あり、正に自分との闘い!!精進してもまだまだ足りず、嫌な自分と向き合い克服するのに七転八倒です。
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