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ソウルのホットスポット「聖水(ソンス)」へ

ソウルのホットスポット「聖水(ソンス)」で、センスに出会う一日
いま、ソウルで最もアツい街をご存じでしょうか?その名も「聖水(ソンス)」。
一昔前は工場が立ち並ぶエリアだったこの街が、今では感度の高い若者たちの間で話題沸騰のホットスポットに。おしゃれなカフェに、センスが光る雑貨屋、こだわりのフレグランスショップやアパレルまで、“今っぽさ”がギュッと詰まった場所。そんなソンスを、街歩きしながらふらっと巡ってみました。
一軒目:「BETON(ベトン)」〜かりっ、じゅわっ、塩パンの魔法
ソンスの街並みを楽しみながら歩いていると、何やらおしゃれな外観に行列が出来て目立っているお店を発見。そこで立ち寄ったのは、行列の絶えない塩パン専門店「BETON(ベトン)」。平日の昼間でも人が並んでいて、観光客の姿も多く見られました(体感で4割くらい?)。その人気ぶりに期待が高まります。

お店の中は、まるで絵本の中に迷い込んだような世界。木の温もりとやさしい照明に包まれて、どこか懐かしい気持ちに。
あまいバターの香りに食欲が引き立たされます!!

そして主役の塩パン。ひと口かじると「かりっ」と小気味いい音。中は「じゅわっ」とバターが染み出して、ほんのり塩気がクセになる。
一緒に頼んだトマトスープはピリッとした辛さが絶妙で、塩パンとの相性も抜群!トマトの深いコクのあるスープが体に染みわたる一杯でした。

二軒目:「MAMAN GELATO(ママンジェラート)」〜ジェラートで、ヨーロッパ気分
次に向かったのは、まるでイタリアの街角に迷い込んだかのようなジェラート屋さん「MAMAN GELATO」。
ここは、もちもちっと感じるほど濃密なジェラートが有名で、フレーバーも豊富で楽しめます。どれにしようか悩むのも、また楽しい時間。私は「ブラックカカオ」をセレクト。香り高くて、甘さも上品。これは大人のジェラートです。

おしゃれな店内には地元の韓国人のお客さんがずらり。観光地とは違う、“本当に人気な場所”に来たんだなと実感。韓国語勉強中の私は、現地の人々の会話を聞いたり、お店の人に話してみたり、日本人が多くないからこそ楽しめる体験をしました。

最後に
ソウルと聞いてまず思い浮かぶのは、ネオンきらめく明洞(ミョンドン)や、眠らない街東大門(トンデムン)のような、エネルギッシュで活気にあふれたエリアかもしれません。ショッピング天国、BGMは屋台の呼び声とK-POP。そんな“THE・ソウル”な雰囲気も、もちろん最高。
でも、少し視点を変えてみると、また違ったソウルが見えてきます。
聖水(ソンス)では、一歩歩くごとに「これ素敵!」「ここ寄ってみたい!」が溢れていて、自分の「好き」に出会える場所。静かな路地に並ぶカフェは、まるで映画のワンシーンのようで。雑貨屋やフレグランスショップをのぞいては、韓国の”今のセンス”に触れる楽しさ。バタバタせず、自分のペースでふらっと歩いて、気になる場所に立ち寄る——そんな旅が、ソンスにはよく似合います。
きっとあなたも、誰かに話したくなるお気に入りを見つけられるはず。次の韓国旅では、ぜひソンスで街歩きを楽しんでみてください。

