トルコの首都アンカラの北約160kmに位置するサフランボルは、かつてサフランが群生していたことからその名がついた小さな町。オスマン帝国時代には黒海と地中海を結ぶ交易ルートとして栄え、多くの隊商宿が建設された。石畳の道を歩くと、白い土壁に木組みの窓枠、赤レンガの屋根が特徴的な古民家が軒を連ね、モスクやハマム(大浴場)、マドラサ(イスラム教の神学校)などに出合える。かつて商人たちの馬具を修理していたという鍛冶屋や、牛革を縫い合わせて作る靴屋など、昔ながらの製法でひとつひとつ手作りを続ける職人たちの姿が見られ、