ハートフェルトピンクとは…
「ハートフェルトピンク(Heartfelt Pink)」とは、一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)が選出した2026年を象徴する色。
ピンクと聞くと可愛らしいイメージが先行しがちですが、この色は少し違います。
前向きに一歩踏み出す「活力・意欲」という動的なエネルギーと、すべてを包み込む「幸せ・寛容」という柔らかなムード、その二つが絶妙なバランスで共存している、とても奥行きのある色なのです。
変化を恐れず、しなやかに受け入れる心を後押ししてくれる。
ハートフェルトピンクを求めて旅をすることは、今の自分を愛でる時間にもなるでしょう。
自然が描く奇跡の色彩|ラス・コロラダス≪メキシコ≫
ユカタン半島の北海岸。
そこには、目を疑うような光景が広がっています。
抜けるような青空と、コントラストを描くように現れる「ピンク・ラグーン」。
このラス・コロラダスは、特定の藻類と微生物が偶然に生み出した、地球からの贈り物のような場所です。
風が凪いだ瞬間、水面は巨大な鏡となり、空の青と水面のピンクが溶け合う幻想的な世界へ。
近くでは野生のフラミンゴが羽を休め、自然の生命力に圧倒されます。
ただ眺めているだけで、幸福感が高まります。
■ベストシーズン: 11月〜4月。特に、太陽が真上にくる11:00〜14:00頃。
■アクセス: カンクンから車で約3時間。オプショナルツアーの利用がスムーズです。
水辺に浮かぶ優美な聖域|プトラ・モスク≪マレーシア≫
マレーシアの行政都市プトラジャヤ。
湖畔に佇むその姿から「ピンク・モスク」の愛称で親しまれているのが、プトラ・モスクです。
天然の花こう岩が織りなす外壁は、夕日に染まった頬のように上品なピンク色で、光の当たり方でその表情が変わるのが魅力です。
入り口で借りられるピンクのローブを纏えば、心までその優美な色に染まっていくよう。
一歩足を踏み入れれば、そこは静寂に包まれた祈りの空間。
ドームの見事な装飾や、湖を渡る涼やかな風を感じながら、自分自身とゆっくり対話する贅沢なひとときを過ごせます。
■ベストシーズン: 乾季にあたる1月〜2月、5月〜9月頃
■アクセス: クアラルンプール「KLセントラル駅」から電車で20分、「プトラジャヤ&サイバージャヤ駅」下車、車で約10分。
街角で見つける幸福のシンボル|タンディン教会≪ベトナム≫
活気あふれるホーチミンの街中で、パッと目を引く鮮やかなピンク色の建築物。
まるでお菓子のお城のような愛らしさで人々を惹きつけるのが、タンディン教会です。
青空に突き抜けるようなピンクの尖塔は、見ているだけで心が弾み、自然と笑顔がこぼれます。
格式高い大聖堂も素敵ですが、この教会の持つ「親しみやすさ」と「多幸感」は、まさにハートフェルトピンクの精神そのもの。
街歩きの途中に立ち寄って、そのハッピーなオーラを全身で浴びてみてください。
■ベストシーズン: 12月〜3月(雨が少なく、写真映えも抜群な時期)
■アクセス: ホーチミン市内中心部から車(タクシー)で約10分。
愛と癒しのエナジーを纏う|ローズクォーツマウンテン≪スリランカ≫
最後にご紹介するのは、世界最大級のローズクォーツ(紅水晶)でできた岩山。
古くから「愛と癒しの石」として愛される天然石の山は、まさに地球のエネルギーが凝縮された究極のパワースポットです。
木漏れ日の中、柔らかな光を浴びながら30分ほどのハイキング。
頂上に辿り着いた時、目の前にはシーギリヤロックを望む360度の大パノラマが広がります。
足元に輝く淡いピンクの岩肌に触れれば、大地のエネルギーがじんわりと伝わってくるよう。
心身ともにデトックスされ、新しい自分に生まれ変われるような、特別な感覚を味わえる絶景です。
■ベストシーズン: 12月〜3月
■アクセス: シギリヤから車で約1時間、またはダンブラから車で約40分。
結びにかえて
2026年、私たちが求めるのは単なる刺激ではなく、心がじわりと満たされる感覚かもしれません。
世界に点在するピンクの絶景をめぐる旅は、あなたの感受性を呼び覚まし、明日を生きるパワーをチャージしてくれます。
今回ご紹介した場所はどれも個性的でありながら、どこか包容力のある優しい場所ばかりです。
今のあなたが一番惹かれるピンクはどこですか?
世界はあなたが想像しているよりもずっと美しく、優しい色で溢れています。