韓国のお金の基礎知識
韓国旅行をスムーズに楽しむために、まずはお金の基礎知識を身につけましょう。ここでは、韓国のお金について、以下3つのポイントから詳しく解説します。
・韓国の通貨単位
・日本円とのレート目安
・紙幣と硬貨の種類
韓国の通貨単位
韓国で使われている通貨は「ウォン」です。通貨記号は「W」に二重横線をつけた「₩」ですが、簡略化して「W」と表記されることもあります。
ドルやユーロと同じく金額の前に記号がつき、たとえば1,000ウォンであれば「₩1,000」といった表記が一般的です。
ウォンは、もともと漢字の「圓(円)」を韓国語で読んだ言葉です。そのため、「圓」や「円」と表記されていることもあります。韓国のお店で「円」と書かれていても日本円ではない可能性が高いので、混同しないように注意しましょう。
なお、国際的な市場や取引においては「韓国ウォン(KRW)」が使用されています。
日本円とのレート目安
ウォンと日本円の為替レートは、1ウォン=約0.1円が目安です(2025年12月時点)。
大まかな目安として「1,000ウォン=約100円」と覚えておくと便利です。たとえば、10,000ウォンなら約1,000円、5,000ウォンなら約500円になります。ただし、為替レートは日々変動するため、実際に支払う際は最新のレートを確認するようにしてください。
紙幣と硬貨の種類
韓国ウォンは、以下の紙幣と硬貨が流通しています。1ウォン・5ウォンも発行自体はされていますが、現在は流通していません。
<紙幣の種類>
・50,000ウォン
・10,000ウォン
・5,000ウォン
・1,000ウォン
<硬貨の種類>
・500ウォン
・100ウォン
両替方法とおすすめの場所
韓国ではさまざまな場所で両替が可能ですが、レートや営業時間は場所によって異なります。基本的には日本や空港で最低限の両替を済ませてから、必要に応じて現地で追加するのがおすすめです。クレジットカードを中心に使う場合は、都度両替する形でも十分対応できるでしょう。
韓国を旅行するにあたって両替できる場所は、主に以下の6つです。
・日本の空港・銀行
・韓国の空港
・街中の両替所
・街中の銀行
・宿泊先のホテル
・ATM
日本の空港・銀行
「現地へ着く前に現金を用意しておきたい」という場合、出発前に日本の空港や銀行で韓国ウォンへ両替しておく方法があります。事前に現金を準備できるため、到着後すぐに使えるのがメリットです。
一方で、現地での両替よりもレートは不利になりやすい点には注意が必要。まずは少額のみ両替しておき、残りは到着後に両替するのがおすすめです。
韓国の空港
仁川国際空港をはじめ、韓国の空港には到着ロビーを中心に銀行の両替カウンターが設置されています。到着後すぐにウォンへ両替できるので、鉄道やタクシーの利用前に必要な分だけ現金を用意したい場合に便利です。
ただし、街中の両替所と比べるとレートはやや不利な傾向にあります。
街中の両替所
韓国の街中には比較的レートの良い両替所や外貨自動両替機などがあり、旅行者にも人気です。特に、明洞や東大門などには多くの両替所があり、観光途中の利用にも便利です。競争が激しいエリアなら、好レートで対応している両替所も多いでしょう。
ただし、なかには違法に営業している両替所もあるため、レートの良さだけで容易に利用するのは避けましょう。特に、無認可の両替所は、利用するとトラブルのリスクがあります。政府公認の両替所であるか、事前に調べておくことが大切です。
街中の銀行
安全性や信頼性を重視するなら、街中の銀行での両替がおすすめです。街中の両替所に比べると比較的手数料は高いものの、レートや手数料が明確に提示されています。
ただし、銀行の営業時間は平日の日中が中心で、土日祝日は休業している可能性が高いことはやや難点です。また、比較的営業時間が短い点にも注意しましょう。
宿泊先のホテル
宿泊先のホテルでも、フロントで両替できる場合があります。24時間対応のホテルなら、深夜や早朝でも対応してもらえるのがメリットです。
レートは宿泊先によって異なりますが、街中の両替所や銀行と比較するとやや割高な傾向にあります。手数料が高めに設定されているケースもあるため、両替時には注意しましょう。
ATM
クレジットカードやデビットカードを使ってATMから現金を引き出す方法もあります。韓国のATMは比較的レートが良く手数料が定額であることが多いため、銀行や両替所よりも有利にウォンを入手できる場合もあります。
ただし、ATMで現金を引き出す場合は、以下の点に注意しましょう。
・クレジットカードでの引き出しは「海外キャッシング扱い」となり、利用後に利息が発生する可能性がある
・カード会社によっては、海外キャッシングを利用するために、事前の申請が必要な場合がある
・デビットカードを使う場合は、海外事務手数料が両替レートに上乗せされることがある
ATMの利用を検討する際は、事前にカードの利用条件や手数料を確認しておくことをおすすめします。
韓国旅行での支払い方法
韓国ではキャッシュレス化が進んでおり、旅行中の支払いはカードやスマホ決済が中心です。ただし、現金が必要な場面もあるため、支払い方法を上手に使い分けましょう。
以下では、韓国旅行での支払い方法について詳しく解説します。
・基本的にはキャッシュレス決済が可能
・屋台やローカル店・市場では現金が必要な場合も
・プリペイドカードを活用して使いすぎを防ぐ
基本的にはキャッシュレス決済が可能
韓国ではクレジットカード決済が広く普及しており、ホテルやレストラン、カフェ、ショッピングモールなど多くの場所で利用できます。年商240万円以上のお店にはクレジットカードの取り扱い義務があるため、主要施設であれば多くの店舗でキャッシュレス決済が可能です。
主要な国際ブランドでは、Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCBなどのカードを利用できます。都市部での観光やショッピング・リラクゼーションをメインに楽しむ旅行なら、カード中心の支払いでも対応しやすいでしょう。
屋台やローカル店・市場では現金が必要な場合も
一方、クレジットカードの取り扱い義務がない屋台やローカル店、市場など、小規模な施設は現金しか使えないお店も少なくありません。
さらに、高額紙幣では支払いができない場合や、お釣りが不足している場合もあります。少額の紙幣と硬貨を十分に用意しておくとよいでしょう。
プリペイドカードを活用して使いすぎを防ぐ
韓国旅行では、プリペイドカードを活用することもおすすめです。あらかじめチャージした金額内で支払いができるため、使いすぎを防げます。
たとえば旅行者に人気の「WOWPASS(ワウパス)」は、カード決済と交通ICカードの機能を1枚で使えます。管理もしやすくなり、快適に旅行を楽しめるでしょう。
韓国旅行の予算目安
続いて、韓国旅行の現地でかかる主な費用の目安をご紹介します。
・現地交通費
・食費
・現地観光費
現地交通費
韓国内の現地交通費は、一般的にそれほど高額にはなりません。移動手段にもよりますが、公共交通機関を利用すれば、効率よく安価で移動が可能です。
特に、首都圏の地下鉄は交通カードを使って初乗り1,550ウォンから利用でき、短距離の移動に便利です。ソウル市内はバスも交通カードを使って割引を受けられるほか、他路線バスへの乗り換えも無料でできます。タクシーも比較的安価で利用できるため、短距離であれば気軽に使いやすいでしょう。
食費
韓国の外食費は比較的安く、さまざまなグルメを楽しめます。一般的な外食では、1食あたり10,000ウォン以上を目安に用意しておきましょう。屋台グルメなどはコスパよく楽しめるお店も多く、さらに手頃に楽しめます。一方、カフェや人気店では日本と同程度か、やや高めになることも。予算が気になる場合は、事前にお店ごとの詳細情報を確認しましょう。
現地観光費
韓国の観光費は、比較的安価に楽しめるスポットが多いことが特徴です。たとえば、人気観光地である「昌慶宮」の入場料は1,000ウォン(約100円)、「景福宮」は3,000ウォン(約300円)です。ほかにもリーズナブルなスポットが多く、気軽に立ち寄れます。
お土産の費用は人によって差がありますが、1日あたり5万ウォン(約5,000円)程度を見込んでおくと良いでしょう。韓国コスメやファッションなどのショッピングを予定している場合は、追加で予算を準備しておくと安心です。
なお、韓国旅行の費用については以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
韓国旅行前に知っておきたい!お金に関するQ&A
最後に、韓国旅行のお金に関するQ&Aをまとめました。疑問の解消にお役立てください。
・Q1.免税の手続き方法は?
・Q2.チップの習慣はある?
・Q3.現金はどのくらい持っておくべき?
・Q4.詐欺に遭わないための注意点は?
・Q5.旅行中にクレジットカードや現金を紛失した場合どうすればいい?
Q1.免税の手続き方法は?
韓国の免税制度には、「Duty Free(免税)」と「Tax Refund(事後免税)」の2種類があります。免税(Duty Free)は関税や消費税が差し引かれた価格で商品を購入できる制度で、主に空港や市内の免税店で適用されます。
一方、事後免税(Tax Refund)は対象店舗で一定金額以上のショッピングをした後、空港や市内カウンター、無人機(KIOSK)などで還付を受ける仕組みです。近年は、購入時にその場で還付される「即時還付」に対応した店舗も増えています。
Q2.チップの習慣はある?
韓国には基本的にチップの習慣はありません。通常はサービス料も含まれているため、別途チップを支払う必要はなく、料金は表示価格どおりで問題ないでしょう。
高級ホテルで荷物を運んでもらった場合などに、感謝の気持ちとして少額を渡す人もいますが、必須ではありません。無理にチップを用意する必要はないので、安心して日本と同じ感覚で支払いましょう。
Q3.現金はどのくらい持っておくべき?
韓国はキャッシュレス決済が普及しているため、多額の現金を持ち歩く必要はないでしょう。屋台や市場など小規模なお店を利用する予定がある場合には、20,000〜30,000ウォン程度を用意しておくとよいかもしれません。足りなくなった場合は街中のATMや両替所で追加できるため、必要最低限を持ち歩くのがおすすめです。
Q4.詐欺に遭わないための注意点は?
韓国旅行では大きなトラブルは少ないものの、タクシーの遠回りやぼったくりなどの料金トラブルには注意が必要です。タクシー利用時には地図で経路を確認したり、出発前にメーターをしっかり回しているかを確認したりしましょう。配車アプリを活用するのもおすすめです。
また、街中の両替所を利用する際は、極端にレートが良すぎる店舗を避け、信頼できる場所を選びましょう。
Q5.旅行中にクレジットカードや現金を紛失した場合どうすればいい?
クレジットカードを紛失した場合は速やかにカード会社へ連絡し、利用停止の手続きを行いましょう。現金や財布ごと紛失した場合は、警察署へ届け出ます。必要に応じて、日本大使館や領事館にも連絡しましょう。
なお、カードや現金などの現金は分散して管理することで、万が一の被害を最小限に抑えられます。
韓国のお金事情を押さえて旅行を満喫しよう!
韓国旅行を最大限に楽しむためには、事前に現地のお金事情をしっかり把握しておくことが重要です。
この記事を参考に、支払いや両替方法を把握し、出発前に必要な準備を整えておきましょう。お金に関する不安を減らすことで、現地での滞在がより快適に、さらに充実したものになるでしょう。