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サモス島のピュタゴリオンとヘラ神殿(サモストウノピュタゴリオントヘラシンデン)
- サモス島
- 遺跡・史跡・旧跡・城址
エーゲ海に浮かぶサモス島は、紀元前6世紀、ギリシア時代には小アジアとギリシア本土の中継点として、海運や商業で大いに栄えていた。ピュタゴリオンは島の北東部に位置し、ギリシアおよびローマ時代の城塞をもつ港で、当時の繁栄ぶりを示す遺跡が残る。発掘調査により、上下水道、公共建築、聖域、寺院、広場、ローマ時代の公衆浴場、スタジアムなどが整備されていたことがわかった。中でも、山から水をひいていた地下水道兼非常脱出用トンネル(全長約1040m)が有名だ。また西へ10キロほど離れたヘラ女神の聖域、ヘラ神殿も見どころだ。その起源は紀元前6世紀にさかのぼり、今もその一部が残る。その歴史的な価値からピュタゴリオンとヘラ神殿が世界遺産に登録されたのは、1992年のこと。
サモス島のヘラ神殿(サモストウノヘラシンデン)
- サモス島
- 遺跡・史跡・旧跡・城址
サモス島の港町ピタゴリオ(Pythagoreio)の南西約6キロに位置するイレオン(Heraion)は、全能の神ゼウスの妻ヘラが誕生した地とされ、最も重要なヘラの聖域として信仰を集めていた。紀元前8世紀にヘラを祀る最初の神殿が建てられ、その後何度か再建されたが、紀元前6世紀には古代ギリシャ最大とも言われる二重周柱式神殿が建造された。僭主ポリクラテスによって更に大規模な神殿が計画されたが、完成には至らなかった。現在は半分の高さの円柱1本と周囲に祭壇や小さい聖堂、柱廊や彫像の土台などの遺跡が残るのみとなっている。1992年にピタゴリオンとともに世界文化遺産に登録された。