ノートルダム大聖堂|パリの世界遺産の見どころを徹底解説!
ノートルダム大聖堂|パリの世界遺産の見どころを徹底解説!
パリの象徴であり、世界遺産にも登録されているノートルダム大聖堂。2019年に火災が発生しましたが、修復作業に2,000人以上の職人が携わり2024年12月に再公開されました。
本記事では、ノートルダム大聖堂の見どころとチケット・予約についての情報をわかりやすく紹介します。

ノートルダム大聖堂 外観
ノートルダム大聖堂|パリの中心地シテ島にあるフランスを代表するモニュメント
ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)は、パリのシテ島に位置するフランス・ゴシック建築の代表的な教会です。
住所
6 Parvis Notre-Dame - Pl. Jean-Paul II, 75004 Paris, France
アクセス方法
地下鉄4号線「Cité(シテ)」駅から徒歩約3分
地下鉄1・11号線「Hôtel de Ville(オテル・ド・ヴィル)」駅から徒歩約10分
RER(高速郊外鉄道)RER B・C線「Saint-Michel - Notre-Dame(サン・ミッシェル ノートルダム)」駅から徒歩約5分

ノートルダム大聖堂 内部
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オプショナルツアー(現地発着)初めてのパリ滞在なら絶対に見逃せない代表的な観光名所へ、専用バスで効率よくご案内します。 エッフェル塔の全景が堪能できるフォト・スポットではバスを降り、写真撮影をお楽しみください。 パリ市街を一望できるモンマルトルの丘では、ケーブルカーに乗り、散策タイムもご用意しています。 シテ島散策ではノートルダム大聖堂周辺を中心にご案内します。バスからの車窓観光、ゆったり寛ぎながらフォトジェニックなパリの景色をご覧ください。
ノートルダム大聖堂の歴史とは
ノートルダム大聖堂は、1991年に「パリのセーヌ河岸」としてユネスコ世界遺産に登録されました。登録の背景には、その歴史的・建築的価値が大きく関係しています。1163年に建設が始まり、約180年をかけて完成したこの大聖堂は、ゴシック建築の傑作として高く評価されています。
ナポレオンの戴冠式(1804年)やヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』など、フランスの歴史・文化と深く結びついている点も世界遺産登録の理由となりました。
ノートルダム大聖堂の火災とは
ノートルダム大聖堂の火災は、2019年4月15日に発生しました。
天井の修復工事中に大聖堂の屋根部分から出火し、木造の骨組みが燃え広がり、尖塔や屋根が崩落する大規模な被害を受けました。原因は不明とされています。
貴重なステンドグラスや構造の一部は守られましたが、修復には多額の費用と長い時間が必要となりました。

ノートルダム大聖堂 火災翌日の姿
日本人オルガン修復士・関口格さんがパイプオルガンを修復!
ノートルダム大聖堂の火災で被害を受けたフランス随一のパイプオルガン。
実はその修復を、日本人オルガン修復士・関口格さんが担っています。
火災前に調律を担当していた経験を活かし、4年をかけて修復。鉛を含む有毒なすすを除去し、8000本のパイプを一本ずつ丁寧に調律したという偉業を成し遂げています。

ノートルダム大聖堂内のパイプオルガン
ファサード|細部に宿る歴史と技術
修復されたノートルダム大聖堂の見どころを紹介しましょう。
大聖堂の正面には、細かい彫刻が施された三つの大きな扉と、「最後の審判」などの聖書の場面を描いた彫刻群が並びます。
バラ窓|火災を乗り越えた奇跡のステンドグラス
内部に入ると、巨大な「バラ窓」が目を引きます。
13世紀に作られた色鮮やかなステンドグラスは、キリスト教の物語を描いており、太陽の光が差し込むと幻想的な雰囲気を生み出します。

ノートルダム大聖堂 北のバラ窓

ノートルダム大聖堂 南のバラ窓
飛び梁(フライングバットレス)|重厚な壁を支える優雅なアーチ
大聖堂の外観を特徴づけるのが、建物の側面に伸びる飛び梁(フライングバットレス)。
これにより、重厚な石造りの建築ながらも大きな窓を持つ、開放的なデザインが可能になりました。
ガーゴイル(怪物)と展望台|パリの街を見守る守護者たち
大聖堂の上部には、多くのガーゴイル(怪物の像)が設置されています。
これらは建物を守る象徴であると同時に排水口の役割も果たしています。
また、ガーゴイルのいる展望台では、パリの絶景を一望できます。
ノートルダム大聖堂 |入場料・営業時間など
ノートルダム大聖堂の入場料や混雑状況などをご紹介します。
入場料
大聖堂の入場は無料
宝物館は有料(チケット必要)
一般:12ユーロ
12歳未満:6ユーロ
※パスポートなど身分証の提示が必要です。
営業時間
月・火・水・金:7:50~19:00
木曜:7:50~22:00
土曜・日曜:8:15~19:30
ミサの時間
平日:8:00 / 12:00 / 18:00
週末・祝祭日:特別な祝祭あり
音楽イベント
コンサート:火曜 20:30~
大オルガンのオーディション:日曜 16:00~

ノートルダム大聖堂 内部イメージ
ノートルダム大聖堂 |予約は必要?
ノートルダム大聖堂の入場は、公式サイトもしくは専用アプリによる予約が可能です。
予約なしでも入場できますが、待ち時間がながくなってしまうため、予約が推奨されています。
パリ・ノートルダム大聖堂公式サイト
予約枠:訪問日の前々日から予約可能
・希望日時
・氏名
・メールアドレス
上記の情報を入力することが必要で、予約が完了するとチケットがメールで送信されます。
公開再開後は観光客の人気が高まり、希望の日時が埋まっていることも多くあります。
チケットを諦めて予約なしで入場しようとすると、待ち時間が長くなり、その他の観光スポットを観る時間が少なくなってしまうことも。
そんなときは、パリの主要観光スポットとともに、ノートルダム大聖堂の外観も観れるツアーが便利です。
「フランス語に自信がない」「初めての場所だから迷いそうで不安」という方は、次にご紹介するツアーもチェックしてみてくださいね。
ノートルダム大聖堂・シャンゼリゼ通り・シャイヨ宮…パリの歴史を深く感じてみよう
数あるパリの観光名所の中でも必見スポットを厳選したツアーです。
シテ島 ・ オペラ・ガルニエ ・ ノートルダム大聖堂 ・ 凱旋門 ・ シャンゼリゼ大通り ・ モンマルトル ・ サクレ・クール寺院 ・ シャンドマルス公園 ・ シャイヨ宮
所要時間3時間程度ながら、パリの歴史や文化を知る上で欠かせないところを巡ります。
パリに精通した仏政府公認ガイドが各観光個所を説明するので、それぞれのモニュメントを深く知ることができます。シテ島にて解散なので、その後、ご自身でノートルダム寺院の内部見学をしてもいいですね。

凱旋門

サクレクール寺院
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シテ島を堪能|ノートルダム大聖堂のあるセーヌ川沿いを散策しよう
シテ島(Île de la Cité)は、フランス発祥の地と言われる、セーヌ川に浮かぶ島。島内にはノートルダム大聖堂やサント・シャペル、コンシェルジュリーなど、中世の面影を残す名所が点在しています。
メトロ4号線のシテ駅からアクセス可能ですが、言葉に堪能でないと難しいかもしれません。
ガイドがいれば安心して観光を楽しめます。
シテ島 ・ オペラ・ガルニエ ・ ノートルダム大聖堂 ・ 凱旋門 ・ シャンゼリゼ大通り ・ モンマルトル ・ サクレ・クール寺院 ・ シャンドマルス公園 ・ シャイヨ宮などをご案内する人気のオプショナルツアーです。
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オプショナルツアー(現地発着)見所いっぱいのパリを日本語アシスタントが4時間たっぷりご案内します。
専用車を使ってパリを代表する観光スポットを効率よく周ります。
モンマルトルの丘からパリ市街を一望、エッフェル塔を背景に記念撮影、ノートルダム大聖堂にも立ち寄ります。
フォトジェニックなパリの景色を存分にお楽しみ頂けます。時間は午前、午後のいずれかをお選びください。 ご年配の方にもおすすめです。
フランス・パリのノートルダム大聖堂へ行きたい!
火災から復興し再公開された今こそ、パリのノートルダム大聖堂を観に行ってみませんか?
日本からパリまでは直行便で約12時間、シャルル・ド・ゴール空港から市内へはRERやタクシーでスムーズにアクセス可能です。
周辺にはサント・シャペルやポン・ヌフなどの観光スポットもあります。
JTBのオプショナル現地ツアーでパリ旅行を思いっきり楽しんでくださいね。
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オプショナルツアー(現地発着)パリから一足伸ばして、世界遺産モンサンミッシェルとロワール古城群へ。歴史と絶景を巡るフランス西部の珠玉ルート4日間。