トルコ地中海沿岸部のアンタルヤにある、古代リキアの都市遺跡。クサントスはリュキュアの文化と商業の中心地であり、遺跡は道路を挟んで2つに分かれている。入口より右側には保存状態のよい古代劇場が位置し、劇場の上部には美しいレリーフが刻まれた「ハーピーの墓」のレプリカがある。劇場後部にそびえる丘の上には4世紀に造られたアクロポリスが、そして道路の左側にはビザンチン時代の大通りがあり、第2のアクロポリス、レリーフが施された墓や石棺が並ぶネクロポリスが位置する。レトーンには女神レト、太陽神アポロン、月の女神アルテミスをまつった神殿の遺構が残っており、ヘレニズム時代の史料として貴重な役割を果たした。古代文明の手がかりとして評価され、1988年に世界遺産に登録された。