インド中央部に位置する小都市カジュラーホは、10~13世紀に全盛を極めたチャンデーラ朝の首都。外壁を飾るエロティックな彫刻で有名だが、多くの神話の彫刻と一緒に施されているため、そこまで懸念することはない。当時、寺院は85カ所に建設されたが、イスラム勢力によって破壊され、現在残っているのは22カ所のみ。すべてが約6平方kmの範囲に点在し、大きく西、東、南のグループに分かれている。見どころが多いのは西の寺院群。カジュラーホ最大規模のカンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院は11世紀に建設され、ヒンドゥー教のシヴァ神を祭っている。本堂にはリンガ(男根)の彫像があり、本殿の高塔はアプサラス(天女)やミトゥナ(抱擁する男女)など無数の官能的な彫刻で飾られている。