アラビア海に面したインド西海岸にあるゴアは、1530年にポルトガルがインドの拠点をコーチンから移して以来、同国の東方進出の拠点として繁栄した地だ。ポルトガル植民地時代の首都は現在オールド・ゴアと呼ばれるエリアで、アジアへのキリスト教布教の拠点としても知られている。日本にキリスト教を伝えたことで有名なイエズス会のフランシスコ・ザビエルは、この町から日本へ向かった。世界遺産のひとつボム・ジェス教会には彼の遺体が安置されている。この教会の向かいに立つのは、考古学博物館を併設する聖フランシス教会。当時の宗教美術品をはじめ、歴代総督や聖職者の肖像画などが展示されている。このほかオールド・ゴアには多くのキリスト教建築が点在しており、1986年に世界遺産に登録された。