バングラデシュとの国境に近いインド東部の西ベンガル州南端、デルタ(三角州)地帯に位置する国立公園。デルタ地帯は、ヒマラヤ山脈から流れるガンジス川、ブラマプトラ川、メガーナ川などの河川によって形成されており、東西約250km、南北40~80kmにわたる。マングローブが生い茂る大湿地帯には、絶滅の危機に瀕しているベンガルトラが国内最多数保護されているほか、ヒョウ、ベンガルヤマネコ、アカゲザル、イリエワニ、インドニシキヘビなど絶滅危惧種が多く生息している。また、海域とデルタ地帯を移動するガンジスカワイルカ、カワゴンドウ(イラワジイルカ)、スナメリなど水生の哺乳類や、多様な鳥類も見られる。1984年にインド政府により国立公園に指定され、1987年に世界遺産に登録された。