インド中部のマディア・プラデーシュ州、デカン高原北部に走るビンディア山脈の麓にあるロック・シェルター(岩窟)群。1957年インド人考古学者によって発見され、1971年に初めて2つのロック・シェルターが掘り出された。現在は角張って大きい岩石の塊が5カ所にあり、約400のロック・シェルターが存在する。これらは石器時代~歴史時代の人々の住居と考えられており、総面積は18.93平方kmと広大。内部には壁画が多く残されており、野生の動植物の狩猟や採集に勤しむ当時の人々の様子が、素朴なタッチで描かれている。古いものでは1万2000年前にも遡ることができ、人々が長期にわたってこの地に定住してきたことを物語る重要な証拠として、2003年に世界遺産に登録された。