カメラと旅するハワイ

トラベル&ライフ 取材こぼれ話
2025年06月30日
カテゴリー
海外旅行
旅行記

トラベル&ライフ2025年6-7月号の撮影で訪れたハワイ。15年ぶりにこの地に再び降り立つことに心躍った。空港の外に一歩踏み出した瞬間、あの日と変わらぬ心地いい海風と陽射しに包まれた。誌面では伝えきれなかったハワイの魅力を写真とエッセイで紹介していく。

優しい光が差し込んでくる

マノアの滝へ向かう途中、立派な巨木が佇んでいた。レンズを向けると優しい光が差し込んでくる。そこに神秘的な何かを感じてしまうのはなぜだろう。ハワイという絶海の地では、人々は自然と共に暮らし、神話を紡いできた。その物語が自然と心に響いてきて、目の前の風景を一層魅力的に感じてしまう。

マジックアイランド

マジックアイランドからダイヤモンドヘッドとヨットハーバーが一望できた。穏やかな気候のもと、散歩やジョギング、ウェディング撮影、BBQと、それぞれが思い思いの時間を楽しんでいる。木陰に腰をおろし、変わりゆく景色を1日ぼんやり眺めるだけでも満喫できそうだ。

野生のニワトリ

「こんなところにもニワトリ!?」公園や駐車場、そして道端までも、野生のニワトリが自由自在に歩き回っている。その昔、移民が食料となる家畜や植物の種をハワイに持ち込んだ際に鶏も連れてきたという。それから野生化し、徐々に増えていったとか。ハワイの気候は、人間だけでなく動物たちにとっても居心地が良いからなのだろう。

サーフィンを楽しむ人々

ホテルの窓から海を眺めると、サーフィンを楽しむ人々の姿が見えた。ボードに座り穏やかな波に揺られてレッスンを受けている。夏のワイキキビーチは、波が穏やかで水温も高いから初心者には絶好の海のようだ。サーフィン欲が一気に上がる。サーフィンデビューするためにまた戻ってきたい。

アフリカン・チューリップ

なんと鮮やかな花だろう。訪れた時は4月で、この濃いオレンジの花を時折見かけた。見上げると高さ20mほどの大きな木に、この花が咲き誇っている。アフリカン・チューリップと言われるその花は、外来種で繁殖力が強く固有種に影響を与えているらしい。それでも、山の緑に映える赤のコントラストは、実に美しかった。

さまざまな形の葉

さまざまな形の葉が天に模様を描いていた。「ハワイアンキルトは太陽の光を受けた葉の濃い影が芝生に映し出され、まるでパターンのように見えたことから生まれたんだよ」と、学生の頃にハワイ出身の先生が話してくれたことを思い出す。広い空の広がりさえ、見事なパターンで彩られていた。

レインボーのかき氷

ハワイは別名『虹の州』と呼ばれている。以前訪れた時は何度も虹を見かけ、車のナンバープレートも虹のデザインで、まさにハワイのシンボルともいえる。今回は本物の虹を見ることはできなかったが、レインボーのかき氷に出会えた。色とりどりの味が口の中で溶け、今回旅したハワイの風景を思い起こさせてくれる。

野生のイルカ

ハワイカイ沖合でボートに乗っている時、初めて野生のイルカを見た。5~6頭はいただろうか。群れをなすイルカたちは海面を切るように泳ぎ、時折ジャンプをして見せる。澄み切った海で泳ぐのは最高に気持ちいいだろう。しばらくボートの付近を泳いだ後、あっという間に大海原へと消えていってしまった。

サンセットクルーズ

なんて穏やかで美しい夕刻だろう。日中は真っ青だったハワイの空も徐々にピンクに染まっていく。サンセットクルーズで眺める夕焼けからのマジックアワーの空を見られたのは幸運だった。ハワイで過ごす時間が、さらに色鮮やかに彩られていった。

ホノルルの全景

旅の最終日、タンタラスの丘に上がると美しい海とダイアモンドヘッド、ホノルルの全景が見えた。以前と変わらぬ穏やかな海風が吹き、燦々と降り注ぐ光を感じて波音に包まれていると、心穏やかになっているのがわかる。雄大な自然に囲まれたこの土地は、いつ訪れても居心地がいい。人を魅了してやまないのはきっとそういうことなのだろう。

ハワイ

写真・文=葛西亜理沙

そのほかの取材こぼれ話とあわせてお楽しみください。

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