ホテルでハワイアンカルチャーを満喫

トラベル&ライフ 取材こぼれ話
2025年05月30日
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海外旅行
旅行記

トラベル&ライフ2025年6-7月号の巻頭特集では「喜びのハワイ」と題し、身体と心、そしてお財布も喜ぶオアフ島の旅を紹介した。その旅で拠点としたのが「ハイアット リージェンシー ワイキキ ビーチ リゾート & スパ」。ワイキキのメインストリート・カラカウア通り沿いに立ち、すぐ目の前にビーチが広がる絶好のロケーションが魅力のリゾートホテルだ。
本誌ではこの4月に新しく誕生したジュニアスイートの客室やルックJTBで宿泊したお客様が利用できる「ルックJTBプレミアムルアナラウンジ&テラス」などを取り上げた。ここではハワイの滞在がより充実するホテルのプログラムを紹介しよう。

八角形のツインタワーが目を引く 八角形のツインタワーが目を引く

ロビーからは真っ青な海を一望 ロビーからは真っ青な海を一望

まずはハワイアンカルチャーの代表ともいえるフラ。ハワイに行ったら優雅な音楽に合わせて踊ってみたいと思う人も多いはず。ホテルでは毎朝、初心者向けのレッスンを開催している。ハワイアンミュージックに欠かせないウクレレの初心者向けのレッスンも同様に行われているほか、ハラの葉を編んで作るハワイの伝統工芸であるラウハラ編みや、生花のオーキッドでのレイ作り体験など、ハワイの文化にふれることができるプログラムを宿泊者は無料で体験できるのがうれしい。さらに、金曜日の夕方にはグレートホールアトリウムで「ポリネシアンショー」を開催しているのでこちらも要チェックだ。

自由に楽しめるポリネシアンショー 自由に楽しめるポリネシアンショー

2024年8月から新しく開催されている本物のフラだけで構成したフラショー「ナ レイ アロハ」も見逃せない。2010年のメリーモナークでミスアロハフラに輝いたマへアラニ・ミカさんが、クリエイティブディレクター兼プロデューサーを務めるショーで、フラと美しい花々のレイに焦点を当て、古来よりハワイの人々が大切にしてきた "アロハの精神" を讃えるとともにショーを楽しむ人たちにその精神を伝えている。アウアナ(現代フラ)とカヒコ(古典フラ)の両方を堪能できるのが大きな見どころ。ハワイの夜空の下、華やかな衣装に身を包み優雅に踊るアウアナ、厳粛で力強さが感じられカヒコを間近で楽しめる時間はまさに至福だ。「ハイアット リージェンシー ワイキキ ビーチ リゾート & スパ」でのレストランでの夕食とショーがセットになったプランもあるので、おいしい料理と一緒に楽しめば、より思い出深い夜になること間違いない。

ナ レイ アロハ

ナ レイ アロハ

ナ レイ アロハ


ハンドメイドのサンダル

ハワイの街歩きを楽しくしてくれるアイテムとして紹介したのが、1946年創業の「ISLAND SLIPPER」。今や世界的に人気のサンダルメーカーだが、実は始まりはハワイへ移住した日本人のモトナガ タキゾウ氏がサンダルの原型を作り、その息子が工場を立ち上げたことによる。
1986年にその会社を引き継いだのが、現社長のジョン・カーペンターさん。モトナガ氏の遺志を受け継ぎ、パールシティにある工場で熟練した職人の手で一足一足ハンドメイドで作っている。

ISLAND SLIPPER

工場はアットホームな雰囲気。ソールを足型で一つひとつカットしたり、インソールを布や皮でカバーしたり、ストラップを通す穴を開けたり・・・など約25の工程を経て出来上がる。

一足一足ハンドメイドで作っている

一足一足ハンドメイドで作っている

一足一足ハンドメイドで作っている

一足一足ハンドメイドで作っている

「ハンドメイドで作ること自体がユニークなこと。手作りなので色や形などを小さなロットで変更できるところが利点です。機械化すると大量生産になってしまいますから。これからも手作りの良さを守りながらハワイで作り続けていきたいですね」と話すのは副社長のマット・カーペンターズさん。
店舗はショッピングセンター「ロイヤルハワイアンセンター」の2階と「アラモアナセンター」の3階にある。品揃えも充実しているので、お気に入りの一足を見つけよう。

ロイヤルハワイアンセンター2階にある店舗

ロイヤルハワイアンセンター2階にある店舗

ロイヤルハワイアンセンター2階にある店舗

文=木村理恵子  写真=葛西亜理沙