
ヨーロッパ旅行といえば、アンティークマーケットやショップを巡るのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。祖父、祖母の頃からの古き良きものを大切に使い繋ぎ続ける欧州文化。
ミラノでの大きなアンティークマーケットといえば、月に一度、運河沿いで行われるアンティークメルカート。世界的なヴィンテージ、アンティーク人気もあって、ミラネーゼやツーリストが集まって活気にあふれています。
毎月最終日曜日の通常午前9時から午後6時頃まで開催されるナヴィリオ・アンティークマーケット(Mercatone dell'Antiquariato del Naviglio Grande)。
運河沿いの両岸、約2kmの範囲に約380〜400の出店が並びます。ミラノ最大級の規模の骨董市で、家具から小物、古本、レコードまでありとあらゆるジャンルの古いものに出会えます。
ナヴィリオ運河は人気アニメ映画の舞台になったとも言われている
気になるアイテムがたくさん
ナヴィリオ地区は、運河沿いの古くからの街並みが今に残るミラノ有数のエリア。運河はレオナルド・ダ・ヴィンチの時代に整備されたとも言われ、昔から交通と交易の重要な場所でした。その運河沿いを舞台にしたアンティークマーケットの始まりは、1980年代初頭。もともとナヴィリオ地区は、運河を使った物流と職人の街。
倉庫や工房が多く、古道具や家具が自然と集まる場所でした。その雰囲気を生かして、地元のアンティーク商たちが運河沿いで小さな市を開いたと言われています。口コミで評判が広がり、本格的なアンティーク、ヴィンテージ雑貨、アートや古書などが集まる月1回の定期開催イベントとして定着しました。1990年代以降はミラノ市公認のマーケットとなっています。
美しい建物と運河の間に並ぶマーケット
ミラノの街中にあり、アクセスも便利です。メトロやトラムの「Porta Genova 駅」からは徒歩10分ほどです。開催日には駅周辺にはおしゃれな人たちがたくさんいるので、ある意味メルカートの目印になります。
運河沿いに約380〜400の露店やブースが並ぶので、そのジャンルの豊富さが魅力です。私のお気に入りはジャケットやアウターにスカーフ、トワルドジュイの生地をアレンジしたリメイクの服屋さん、そして食器屋さんです。食器は英国っぽい総柄のプレートが好みで、お気に入りの店には掘り出し物がたくさんあり、ついつい行くたびに集めてしまいます。ヨーロッパらしい食器はおみやげにも最適ですね。持ち帰る時は衣類やタオルにくるんでスーツケースへ。
他にも、アンティークのイス、家具、インテリア小物、ラグ、銀食器、絵画、アクセサリーなど、専門性の高いブースが並びます。日本の着物の専門店もあったりします。蚤の市の楽しみはまさに、宝探し。各ブースをじっくり見て歩くだけでもワクワクしますね。
ドイツの「ビレロイ&ボッホ」の陶器も充実
ペルシャ絨毯やラグのディスプレイの仕方も個性的
リメイクファッションの店。唯一無二のアレンジが素敵
ビンテージのピアス、ブレス、ネックレス、ブローチが並ぶアクセサリーの店
春秋の気候がいい時期は開放的に、夏は太陽の光を楽しみながらお買い物。冬は、運河沿いと石畳のため芯から冷えますので、防寒必須です。また、8月と12月(2026年は第三日曜の12月20日予定、12月は不規則です)は開催されますが、バカンスシーズンのため出店数は少なめです。
ナヴィリオ運河はカフェやバールが密集している地帯で、アペリティーボ文化を育んだ街でもあります。運河と石畳、そして歴史やストーリーのあるアンティークを楽しんだら、運河沿いのカフェやバール、レストランにも立ち寄ってみてください。
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