古城のクリスマスマーケット
古城のクリスマスマーケット

夜景も楽しめる神戸クリスマスマーケット

季節を感じる日本の旅
2025年11月28日
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国内旅行
旅行記

今年もクリスマスがやって来る。この時期全国各地でさまざまなクリスマスイベントが行われているが、近年注目されているのが「神戸クリスマスマーケット2025 - 古城のクリスマス -」だ。
「神戸クリスマスマーケット2025 - 古城のクリスマス -」は、標高400mの山頂に広がるリゾート施設、神戸布引ハーブ園で開催されるイベントだ。初めて開催されたのは、2013年のこと。それから年々イルミネーションやデコレーションの規模が大きくなり、今では園全体がクリスマスに染まる一大イベントとなっている。

クリスマスタワー「自然の力」 クリスマスタワー「自然の力」

フォトスポット「森に訪れるクリスマス」 フォトスポット「森に訪れるクリスマス」

13回目を迎える今年のディスプレイテーマは「ボタニカルクリスマス」。高さ約7m、ドイツトウヒや木の実、園内の剪定枝などを使用したクリスマスタワー「自然の力」や森をイメージして造られた巨大リースのフォトスポット「森に訪れるクリスマス」など自然素材を活用したディスプレイによって、華やかな中にも心が温まる空間が広がっている。

神戸布引ロープウェイ 神戸布引ロープウェイ

「神戸クリスマスマーケット2025 - 古城のクリスマス -」へはロープウェイでのアクセスとなる。約10分間の空中散歩では、車窓から神戸・京阪神の景色を一望でき、クリスマスマーケットへの期待が一気に高まる。

展望エリア 展望エリア

ゴンドラを降りると、目に飛び込むのはクリスマス一色の展望エリアだ。ドイツの古城「ヴァルトブルク城」をモチーフにしたレストハウスや城門に囲われた憩いの広場には、ヒノキの葉と赤いリボンでデコレーションされた店舗が並ぶクリスマスマーケットが広がっている。
ここでは、本場ドイツのクリスマスオーナメントやアドベントカレンダー、くるみ割り人形などドイツの工芸品を買ったり、本場ドイツのビール、ハーブ園オリジナルのハーブソーセージなどを味わい、クリスマス気分をたっぷりと楽しみたい。おすすめは、ドイツのワイン醸造所で造られた特製のグリューワインだ。甘さの中に香辛料が効いたホットワインは、じんわりと体の芯まで温めてくれる。

森のクリスマスツリー 森のクリスマスツリー

クリスマスマーケットを楽しんだら、ガーデンエリアへ。ここには、高さ25mのメタセコイアを約1,600球の電球でデコレーションした「森のクリスマスツリー」をはじめ、メタセコイアや紅葉がライトアップされた幻想的な光の世界が楽しめる。

グラスハウス グラスハウス

クリスマス時期には、グラスハウスエリアも特別ナイター営業をしている。「ザ・ヴェランダ・クリスマス」と題したグラスハウスエリアは、4つのグラスハウスが煌めき、森の中に浮かびあがる。また、ザ・ヴェランダ テラスで神戸の夜景を眺めたり、ハーブの家のクリスマスインテリアを鑑賞したり、思い思いの時間を過ごすことができる。天気がよければ、クリスマス限定で開放される風の丘芝生広場まで足を延ばして、ハンモックに揺られながら夜景を楽しむのもおすすめだ。

夜景ハンモック 夜景ハンモック

「神戸クリスマスマーケット2025 - 古城のクリスマス -」の開催は12月25日まで。今年のクリスマスは、おしゃれな港町・神戸で、クリスマスマーケットとイルミネーション、ダイナミックな京阪神の夜景など、冬ならではの贅沢な一日を楽しむのもいいだろう。

協力・写真=神戸布引ハーブ園/ロープウェイ 文=磯崎比呂美
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