
トラベル&ライフ2025年10-11月号の巻頭特集「沖縄の魅力は無限大」の中で紹介した琉球村。本誌では6種類の泡盛と12種の料理が楽しめる「泡盛ペアリングプレミアムプラン」をメインに取り上げた。ここでは本誌では掲載しきれなかった琉球村の魅力を紹介しよう。
恩納村にある琉球村は沖縄の文化・芸能・自然を見て体験できるテーマパーク。村内は沖縄の各地から古民家が移築され、琉球王朝時代の面影を今に残している。
琉球村でぜひ鑑賞したいのが、エイサー。エイサーは念仏踊りが独自に発展して生まれた沖縄を代表する伝統芸能で、太鼓を打ち鳴らしながら、勇壮な掛け声にあわせて力強く踊る姿は迫力満点。このほか、女性の恋心をモチーフにした創作舞踊や、小さな打楽器「四つ竹」を手に踊る琉球舞踊なども見ることができるのもうれしい。
これらのショーは1日4回行われる。
沖縄で馴染み深い動物といえば水牛を思い浮かべる人も多いだろう。竹富島や由布島などでは人を乗せた荷台を水牛が引く水牛車が知られているが、その昔、沖縄ではサトウキビから砂糖を作るための道具「砂糖(サーター)車」を水牛に引かせていた。その製糖作業を再現して以前は水牛を引いて実際にサトウキビを絞っていた。残念ながら現在、サトウキビは絞っていないがその様子を再現している。
沖縄県の蝶に選ばれている「オオゴマダラ」を見ることができる蝶々園も見逃せない。オオゴマダラは日本の蝶としては最大種の一つで、白地に黒いまだら模様が特徴的だ。ひらひらと優雅に舞う姿に見とれていると、2匹のオオゴマダラが近くに寄ってきた。
「沖縄では蝶は神様の使いと言われています。人は誰かに支えられて生きていますよね。2匹の蝶は誰かに頼りなさいというメッセージですよ」とガイドのゆーみーさん。興味深い話や楽しいエピソードを交えながら園内の見どころや沖縄の文化について説明してくれるのも大きな魅力だ。ガイドツアーは無料で開催しているので参加するのもおすすめ。
沖縄北部に位置する古宇利島は、車で気軽に行ける離島として人気を集めている。屋我地島と古宇利島とを結ぶ古宇利大橋は海の上を走っているような気分が味わえるのでドライブにもおすすめ。
古宇利大橋を望むビュースポットのひとつが運天森園地展望台。澄み切った空と海と橋が織りなす絶景が楽しめる。このほかにも、古宇利オーシャンタワーや橋の袂付近などがビュースポットで、橋の見える角度や空と海の配分などによって美しさが変わってくるので、好みの場所を見つけてとっておきの1枚を撮影してみよう。
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