スカシユリ
スカシユリ

スカシユリ14,600株が咲き誇る

東京都大田区〜ソラムナード羽田緑地〜
2025年03月14日
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国内旅行
旅行記

広大な敷地にオレンジ色のユリ約14,600株が空に向かって一斉に咲き誇る――圧巻の風景が広がるこの場所は、なんと東京都大田区です。大田区は東京都内にありながら、豊かな自然に恵まれ、心を癒すスポットが充実。まさに、「他にはない、大田区ならではのユニークな場所と出会えるまち」です。

水際線を活用した散策路 水際線を活用した散策路

中でも羽田空港と多摩川に隣接するソラムナード羽田緑地は、多摩川に沿って、面積約28,000m²、全長2.0kmにわたり美しい緑地が続き、散策路や展望テラスなども設置された癒しの空間。羽田空港に隣接しているため、「飛行機の離着陸」を間近で見られるほか、「東京湾方面から昇る日の出」や「多摩川上流方面に沈む夕日」「多摩川対岸にある川崎市の工場街の夜景」も楽しめます。

色鮮やかなオレンジ色が特徴 色鮮やかなオレンジ色が特徴

ソラムナード羽田緑地が最も美しく彩られるのが5月下旬から6月中旬ごろ。この時期には、スカシユリ(品種名:パスカスおよびチェーザレ)約14,600株が一斉に花開き、見ごろを迎えます。スカシユリは、上の方は広く、付け根となる下の方は細くすぼまっていて、間にすき間ができ、「向こうが透けて見える」ことから、その名がついたといわれます。また、ユリには白というイメージが強く他にもピンク、黄色、緑などさまざまな種類がありますが、スカシユリは鮮やかなオレンジ色が特徴。さらに、通常ユリ科は下か横向きに花を咲かせますが、スカシユリは上に向かって花を咲かせる珍しいユリです。

満開時は一面がオレンジ色に 満開時は一面がオレンジ色に

この地で、スカシユリの栽培が始まったのは令和2年(2020年)のこと。「日本の玄関口」といわれる羽田空港に隣接していることから、国内外から訪れる多くの人々への「おもてなし」の気持ちを込めて「和」の花を植えることになりました。そして、強い潮風にも倒れない強さがあること、また遠くからでも人の目に入る鮮やかな色彩を考慮した結果、オレンジ色のスカシユリが選ばれたといわれています。

上を見上げて咲くスカシユリ 上を見上げて咲くスカシユリ

一面にスカシユリが咲き誇る様子は圧巻。鮮やかなオレンジ色と青い空とのコントラストもすばらしく、また、すべての花が空に向かって花開いている様子も、見る人の心を明るく前向きにさせてくれるでしょう。南風が吹く日の午後3時を過ぎたころにB滑走路を離陸してスカシユリの上を飛び立つジェット機も必見です。

羽田イノベーションシティ 羽田イノベーションシティ

羽田エアポートガーデン 羽田エアポートガーデン

ソラムナード羽田緑地では、天気がよければ東京スカイツリー、東京タワー、そして富士山を見ることもできます。近くには、「羽田イノベーションシティ」「羽田エアポートガーデン」もあり、1日たっぷりと遊べるので、お休みの日は自然と都市が融合したまちづくりが進んでいる大田区へ。気持ちのよい散歩や技術や文化にふれたり、グルメを楽しんだり、充実の1日をお楽しみください。

ソラムナード羽田緑地の詳細はこちら

その他の大田区のおすすめスポットなどを紹介するサイト「ユニークおおた」もあわせてご覧ください。

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