アゾレス諸島は、ポルトガル本土から遠く離れた、北大西洋上にあり、主に9つの島からなる火山群島だ。アングラ・ド・エロイズモの町は3番目に大きいテルセイラ島にある。町が建設されたのはコロンブスがアメリカ大陸に到達したのと同じ15世紀のこと。以後、19世紀に蒸気船が出現するまで 大西洋を横断してアメリカ大陸と行き来する船の寄港地として、重要な役割を果たしてきた。400年前、町を守るために建設されたサンセバスチャン要塞とサンジュアン・バチスタ要塞のほか、バロック建築のサンティッシモ・エスペリート大聖堂やミセリコルディア教会なども見どころとなっている。1980年、町は地震に見舞われ、多くの建物が崩壊したが、現在は見事に復興している。その歴史的な景観が高く評価され1983年に世界遺産に登録されている。