ストーンヘンジ|イギリスの神秘的な世界遺産!魅力やおすすめツアーもご紹介
ストーンヘンジ|イギリスの神秘的な世界遺産!魅力やおすすめツアーもご紹介
イギリスを代表する世界遺産「ストーンヘンジ」。その不思議な巨石サークルを一目見ようと世界中から観光客が訪れる人気の観光地です。本記事では、ストーンヘンジの謎や、なぜ世界遺産に登録されたのか、そして実際に足を運ぶ際のツアー情報や行き方まで詳しく解説します。
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オプショナルツアー(現地発着)ウィンザー城と世界遺産ストーンヘンジ、イギリス南西部の人気観光エリア上位にある2つのスポットを、ロンドンから1日で巡ります。日本語アシスタントが同行するので道中も安心です。
ストーンヘンジとは|世界遺産に登録された理由
ストーンヘンジは、イギリス南部のソールズベリー平原にある巨石遺跡で、1986年に世界遺産に登録されました。円形に並べられた巨石や祭祀・埋葬の痕跡など、先史時代の高度な創造力と技術が認められたことが大きな理由です。
さらに、2000年以上にわたる建築の変遷や優れた保存状態も評価され、後の芸術や建築に大きな影響を与えました。その神秘的な光景は、今も多くの人々を引きつけています。
ストーンヘンジの歴史|何のために作られたのか?
現地一帯には5000~6000年前から人が居住していたといわれています。
多くの研究者は、ストーンヘンジの最初の建造段階を今から約4000~5000年前の「紀元前3000年頃」と推定しています。その後、数百年にわたって巨石が追加・再配置され、最終形態が完成したのは紀元前2500年頃と考えられます。
ストーンヘンジが作られた目的は、いまだに解明されていませんが、いくつかの説があります。
・太陽崇拝や暦の観測の場(夏至や冬至に合わせて巨石が配置されている)
・墓地・儀式の場(埋葬跡が多数見つかっている)
・宗教的な聖地(ドルイドなどケルト系の宗教儀式に使用?)
といった説が有力です。いまだ明確な答えは出ていないため、「世界最大級の先史時代ミステリー」として人々の興味を惹きつけています。
ストーンヘンジの特徴と見どころ|巨大石柱とブルーストーン
外側を囲む「サーセン石」の円と、内側に馬蹄形状に並ぶ「トリリトン」(2本の直立石に1本のまぐさ石を渡した構造)が特徴。最も背の高い石は約7メートルにもおよび、重量は20〜30トンともいわれます。輸送方法は「海路での輸送」や「木製のソリ」を使用して運ばれたのではないかといわれていますが、運搬ルートは現在も解明できておらず、いまだ多くの謎を秘めています。
さらに、数百キロ離れたウェールズ地方から運ばれたとされている「ブルーストーン」の存在は、古代人の驚異的な運搬技術を示しています。

サーセン石を運ぶ方法の再現
夏至・冬至に訪れたい理由
ストーンヘンジは、夏至の朝日と冬至の夕日が巨石の配置に重なるよう設計されており、その現象を一目見ようと世界中から多くの人が集まります。特に夏至の日の出は、ヒールストーンの先に昇る光が石と一直線に結ばれ、壮大な天体ショーとして感動を呼びます。
また、この時期には古代の儀式を再現したイベントも行われます。夜明け前や日没後の特別公開によって普段は立ち入れないエリアに入り、ストーンヘンジを間近で観る点も魅力です。
お土産選びや展示品見学を楽しめるビジターセンターも必見
ストーンヘンジ観光をより充実させたいなら、ビジターセンターへも立ち寄りましょう。
館内には遺跡の成り立ちを紹介する展示があり、ストーンヘンジの歴史や背景を深く理解できます。新石器時代に建てられた家屋の再現コーナーも見逃せません。
カフェでひと息ついたり、お土産ショップで記念グッズを選んだりと楽しみ方はさまざま。
さらに、四季によって変化する巨石の姿を体験できるバーチャル展示も人気です。
ストーンヘンジ内で唯一、公衆トイレがある場所です。
「ヘンジ」とは?名前の由来の豆知識
「ヘンジ(henge)」は、考古学用語で“円形の土塁と堀に囲まれた先史時代の遺跡”のこと。ストーンヘンジは、外周に土塁と堀の痕跡があり、内側に巨石が建てられているためこの名がつきました。さらに「Stonehenge」の語源は「石(Stone)」+「ヒンジ(hinge=蝶番)」とされますが、古英語の変化により確定的な由来には諸説あります。
ロンドンからストーンヘンジへの行き方
ロンドン中心部からストーンヘンジへのおすすめのアクセス方法をご紹介します。
1. 鉄道+バス
ロンドン〜ソールズベリー(鉄道)
出発駅:ウォータールー駅
所要時間:約1時間30分
料金:約30ポンド(約5,700円)
ソールズベリー〜ストーンヘンジ(バス)
路線:The Stonehenge Tour
所要時間:約30分
料金:約20ポンド(約3,800円)
2. オプショナルツアー(ロンドン発の日帰り)
料金目安:約72ポンド(約1万4000円)
内容:バス移動+ストーンヘンジ入場料がセット
メリット:効率よく観光でき、移動やチケット手配が一括で楽
3. レンタカー/タクシー
レンタカー:国際免許証が必要
タクシー:便利だが料金が高額になる場合あり
上記の方法を使えば、自分の好みやスケジュールに合わせてストーンヘンジを訪れられます。
個人でも行けますが、時間を効率的に使いたい場合は、ロンドンからの「日帰りツアー」がおすすめ。現地バスやチケット手配など手間が多いので、初めてならツアーがスムーズです。
移動も楽で、ストーンヘンジと周辺観光を1日でしっかり楽しめる点がメリットです。半日プランの場合はストーンヘンジのみ、1日プランではウィンザー城やバースとのセット観光が含まれることも。所要時間はだいたい8〜10時間程度みておきましょう。
英語に自信がない方は日本語ガイド付きツアーを選ぶと安心です。
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オプショナルツアー(現地発着)期間: 2025-04-01~2026-03-31ストーンヘンジを半日で観光するツアーです。ご自身の携帯電話に予めインストールしたストーンヘンジの無料アプリ(日本語あり)を使って見学します。ガイドやアシスタントは同行しません。ツアーの行程や注意点、観光のポイントなどをまとめた日本語案内書をお渡しします。
ストーンヘンジの周辺観光・関連スポットをセットで巡ろう
ストーンヘンジ観光の所要時間は1~2時間程度。充実した観光スケジュールを組む場合は周辺スポットとセットで観光するのがおすすめです。
ここからは、ストーンヘンジと一緒に観光できる周辺の観光スポットをご紹介します。
ウィンザー城|英国王室の現役王宮
ロンドンからストーンヘンジへ向かう途中、ウィンザー城へ立ち寄るルートもおすすめです。二つともロンドンから西方面にあるため、効率よく世界遺産を観光することが可能です。
ウィンザー城は、イギリス王室の居城として世界最古かつ最大の現役王宮です。内部には王室の公式行事に使われるステート・アパートメントや、歴代王族が眠るセント・ジョージ礼拝堂、さらに豪華なクイーン・メアリーズ・ドールハウスなど多彩な見どころがあります。衛兵交代式の迫力ある行進や、全長約4.2kmのロングウォークを散策する楽しみも魅力の一つ。周辺の旧市街は石畳の通りやパブが並ぶ風情あるエリアで、テムズ川沿いの景観も楽しめます。歴史と文化が凝縮された特別な空間を堪能できる名所です。
住所:Windsor SL4 1NJ
ウィンザー城とストーンヘンジ観光がセットになったツアーもあります♪
ウィンザー城の魅力についてさらに知りたい方は以下の記事をお読みください。
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バースのローマ浴場|2000年の歴史を刻む遺跡
少し足を伸ばせば世界遺産の街バースも日帰り圏内。
バースのローマ浴場は、イギリス南西部・世界遺産の街バースに残る、2000年以上の歴史を持つ温泉遺跡です。紀元前1世紀頃に建造され、今も湧き出る天然の温泉と当時の浴槽が見られる点が大きな魅力。保存状態が良く、神殿跡や出土品の展示も充実しています。
ストーンヘンジとあわせて観光する旅行者も多く、ロンドン発の日帰りツアーで両方を効率よく巡るプランが人気です。バース市内には壮麗なゴシック様式の修道院や、優美なジョージアン建築が点在しており、イギリス文化と歴史の奥深さを堪能できるスポットです。
住所:Abbey Churchyard, Bath BA1 1LZ

バース浴場博物館
ソールズベリー大聖堂|ステンドグラスと彫刻が美しい大聖堂内部
ソールズベリー大聖堂は、イギリス南部にある初期ゴシック様式の美しい教会です。1220年に建設が始まり、高さ123メートルの尖塔は国内で最も高いといわれます。内部にはイギリス史に深くかかわる「マグナ・カルタ」の写本が残され、14世紀の世界最古の時計も今なお動いています。外装にはパーベック大理石やチルマーク石が使われ、多彩な色合いが楽しめるのも魅力です。大聖堂を囲む田園風景との調和も見事で、歴史と芸術、自然を同時に味わえる人気スポットとして多くの人々が訪れます。
住所:Salisbury SP1 2EJ
同時期につくられた関連遺跡「ウッドヘンジ」「エーヴベリー」
ストーンヘンジ周辺には、かつて木柱が並んだと推定されるウッドヘンジ、巨大な環状列石で有名なエーヴベリーなど、同時期に造られた遺跡が点在しています。時間があれば、複数の遺跡を巡って古代のブリテン島の風景を思い描いてみましょう。
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オプショナルツアー(現地発着)イングランド南部・南西部の人気上位3箇所を1日でコンパクトに巡ります。英国王室の最古の居城ウィンザー城、世界遺産ストーンヘンジ、街全体が世界遺産のバースなど盛りだくさんのツアーです(英語ガイド)。ツアーの行程や注意点、観光のポイントなどをまとめた日本語案内書をお渡しします。
チケット予約は必要?営業時間は事前に確認しよう
ストーンヘンジ入場はチケットが必要です。チケットは、公式サイトや旅行会社サイトでチケットを事前購入できます。繁忙期は当日券の行列が長くなるため、オンラインでの事前予約が無難です。
ツアーに申し込むと、日本語アシスタントと入場チケット付きでのため、煩わしいチケット購入の手間も省けて楽々です♪
営業時間は季節によって異なるため、訪問前に公式ページを確認しましょう。
ストーンヘンジ公式ページ(英語)
https://www.english-heritage.org.uk/visit/places/stonehenge/#
ベストシーズン・服装・撮影のコツ
夏至や冬至はイベントも多く、特別感のある体験ができますが、混雑も予想されます。イギリスの天気は変わりやすいので、暖かい上着とレインコート、折り畳み傘などの雨具を忘れずに。写真撮影は午前中の早い時間帯や夕暮れ時が人気で、巨石に差し込む光が幻想的な雰囲気を演出してくれます。

ストーンヘンジ
謎に包まれた神秘的な世界遺産ストーンヘンジをツアーで体感しよう
いまだ多くの謎を残しながらも、世界中の人々を魅了し続けるストーンヘンジ。ロンドンからの日帰り旅行や各種ツアーを利用すれば、その雄大な巨石サークルを間近で堪能できます。歴史のロマンや神秘に思いを馳せたい方は、ぜひ下記のおすすめツアーリンクから詳細をチェックしてみてください。日本語ガイドや入場チケットがセットになった便利なプランで、ストーンヘンジを存分に満喫しましょう!
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