アルゼンチン中北部に位置するコルドバ。1573年にスペイン人が入植し、建設を始めた地である。そして1615年頃から南米におけるイエズス会の活動拠点として栄えた。中心街区にあるイエズス会伝道所には、南米最古の大学のひとつに数えられるコルドバ大学をはじめ、イエズス会の教会堂、修道院、学生寮などの遺構がある。こうした施設群を維持するためにイエズス会が経営したのが、エスタンシアと呼ばれる農園である。エスタンシアは、イエズス会修道士たちが先住民とともに自給自足の共同生活を営んだ農業共同体で、先住民たちが部分的な自治