
皆さん、こんにちは!JTBスポーツデスクです。
今回は、2025年12月5日(金)から7日(日)にかけて北九州メッセで開催された「NEXUS Presents FIE Fencing World Cup Men’s Foil高円宮牌2025」の現地取材レポートをお届けします。
JTB所属のフェンシング男子フルーレの金メダリスト・松山恭助選手が出場するこの国際大会。熱気あふれる会場の様子と、松山選手の活躍をたっぷりとお伝えします!
開催概要
・観戦試合:NEXUS Presents FIE Fencing World Cup Men’s Foil高円宮牌2025
・日時:2025年12月5日(金) ~ 7日(日)
・場所:北九州メッセ(旧 西日本総合展示場新館)

右から、松山恭助選手、西藤俊哉選手、飯村一輝選手、永野雄大選手
JTB所属のフェンシング男子フルーレ日本代表・松山恭助選手。日本のフェンシング界を牽引するトップアスリートの一人であり、その研ぎ澄まされた剣さばきと戦略眼で、国内外の舞台で数々の実績を積み重ねてきました。JTBは、アスリート社員として松山選手をサポートし、競技活動とキャリア形成を両面から支援しています。
日々の厳しいトレーニングと国内外を転戦する多忙なスケジュールの中で、常に高みを目指し続ける松山選手。今回の高円宮牌は、新たなシーズンを占う重要な大会であり、JTB所属選手として、そして日本代表として、ホームでの活躍が期待されていました。松山選手の挑戦が、私たちにどのような感動を与えてくれたのか、その軌跡を追っていきましょう。

まずは、フェンシングというスポーツ、そして今回の大会について簡単にご紹介しましょう。
フェンシングは、剣と剣で戦う「究極の格闘技」とも言われる競技。その歴史は古く、中世の騎士道にルーツを持つとも言われています。オリンピック競技にも採用されており、瞬時の判断力、スピード、そして戦略が勝敗を分けます。
フェンシングには「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目があり、それぞれ使用する剣や有効面、攻撃の優先権の有無などが異なります。
今回の大会の種目は「男子フルーレ」。フルーレは、胴体(両腕、頭部を除く)のみが有効面となる競技です。剣の先端で相手の有効面を突くことでポイントとなります。また、フルーレには「優先権」というルールがあり、先に攻撃を仕掛けた選手に優先権が与えられます。両者が同時に突いた場合は、優先権を持つ選手にポイントが入るため、いかにしてこの優先権を奪い、自分の攻撃を成功させるかが勝利の鍵となります。
フェンシングの詳しいルールや松山選手の取り組みについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
https://www.jtb.co.jp/sports/yell/category/topics/2025/202509_01.asp
https://www.fun-japan.jp/jp/articles/14257

「NEXUS Presents FIE Fencing World Cup Men’s Foil高円宮牌2025」は、国際フェンシング連盟(FIE)が主催するワールドカップシリーズの一つであり、日本で唯一開催される男子フルーレの公式国際大会。世界ランキング上位のトップ選手たちが、日本の地に集結しました。
さらに、この大会は入場無料で観戦できる点が大きな魅力!普段なかなか生で見る機会のないフェンシングという競技を、より多くの方に知ってもらい、その迫力と魅力を肌で感じてもらう絶好の機会となりました。



会場の北九州メッセは、国内外から集まったフェンシングファンや関係者で熱気に包まれていました。私たちJTBスポーツデスクも、松山恭助選手を応援するため現地入り。応援グッズを作成して気合十分です!そして、JTB北九州支社からも応援メンバーが駆けつけました。
松山恭助選手は、個人戦と団体戦の両方に出場しました。12月6日(土)に行われた個人戦では、残念ながら初戦敗退。しかし、この経験が、翌日の団体戦への大きな糧となったようです。

翌日、12月7日(日)に行われた男子フルーレ団体戦。松山選手は日本代表チームのキャプテンとして出場しました。


1戦目対ドイツ、2戦目対カナダと勝ち進み、準決勝で当たった強豪イタリアに惜しくも敗れます。

そして迎えた3位決定戦の対戦相手はアメリカ。2025年12月7日時点での世界ランキングでアメリカは2位、日本は4位。厳しい戦いとなることが予想されました。

1番手は若きエース・飯村一輝選手。持ち前のスピードと積極性で5点先取!良いスタートを切りました。
その後、2番手、3番手とアメリカの猛攻に巻き返されますが、松山選手の活躍もあり、なんとか同点を保ちます。

試合は追いつき、追い越されの大接戦!取材する私たちも手に汗握り、ひと息つく間もない緊張感です。
他の選手が戦う間も、松山選手は声援を送ったり、アドバイスを投げかけたりとチームをリードします。

そして1時間にも及ぶ激戦を勝ち抜き、見事3位入賞!銅メダルを獲得しました!
真っ先に駆け寄り、飯村選手と抱き合う松山選手の姿が印象的でした。
<大会結果>
1位:イタリア
2位:フランス
3位:日本
4位:アメリカ
5位:ハンガリー
※以下はこちらのサイトにてご確認いただけます。
https://www.fencingtimelive.com/events/results/896E8C4F2BF541DF883769BE7C7E9B7A

世界の強豪を抑えての銅メダルは、日本フェンシング界にとっても大きな成果であり、松山選手にとっても今後の自信に繋がる素晴らしい結果となりました。

団体戦での銅メダル獲得後、私たちのインタビューに応じてくれた松山恭助選手。個人戦の反省から団体戦での活躍、そして今後の目標まで、率直な今の想いを語ってくれました。
――今大会の感想は?
「今日、団体戦の1日は、自分のリズムでフェンシングをすることができたと思っています。対戦相手が強い選手になればなるほど、相手のペースになって受け身になりがちですが、どんな対戦相手に対しても、自分のリズムで攻撃もディフェンスもできたのが、今日一番良かった点です。それが結果にも繋がりました。特にイタリア戦は個人的に苦手な選手もいたのですが、そういう相手に対してもすごく良い感覚で戦えたので、収穫のある1日でした。」

――常に「自分のリズム」を心がけていらっしゃるのでしょうか?
「シーズン初戦となった前回のスペイン大会では、あまり良い結果が出せなかったんです。そこから、どうすれば自分のフェンシングができるかというところに注力して準備したので、比較的良い感覚で今回の大会に入れたと思います。だからこそ、よりそこにこだわりました。昨日の個人戦では1回戦で負けてしまったのですが、その反省も踏まえて今日は臨みました。」
――昨日の反省点とは、具体的にどのようなところでしたか?
「上半身に力が入ってしまったとか、プレッシャーのかけ方が少し甘かったとか、本当にちょっとしたところなんですけど、そういう細かなところを意識して取り組みました。その結果、今日はしっかりと自分のリズムで、守備も攻撃もできたという手ごたえがあります。」

――個人戦と団体戦で、感覚は違いますか?
「個人的には、やっぱりチームメイトがいると心強いですし、交替しながら試合が進んでいくので、個人戦ではできないような攻めをどんどんトライできるというのは、個人戦とは違って良い点です。
また、個人戦を終えた後に団体戦が行われるので、試合会場の雰囲気や、自分のその大会のコンディションなどが掴みやすいというメリットもあります。」
――珍しい国内での国際大会でしたが、いかがでしたか?
「ワールドカップであるということはどの大会も変わらないですが、普段応援してくれている方も来てくれますし、やっぱりホーム感はあります。食べ慣れているものが食べられますし、時差もないですし、改めて日本で試合をすることへのアドバンテージも実感しました。」

――今後の目標を教えてください。
「ワールドカップでまたメダルを取りたい、表彰台に登りたいというのが、今の目標ですね。今日の大会は、その目標に向けて良いステップになったと思います。」
――最後、応援してくれた方々にメッセージをお願いします!
「日本での開催ということもあり、たくさんの方に応援に来ていただけて、すごく嬉しかったです。またJTB社員の皆さんに対しても家族のサポートのように感じています。パリでも北九州でも誰かが駆けつけてくれますし、世界中、日本中に仲間がいることが非常に大きな力になっていて、とても感謝しています。これからも皆さんの応援を自分の力に変えて、頑張っていきたいと思っています。引き続き、よろしくお願いします。」
今回の大会は、松山選手にとって、そして日本フェンシング界にとって、大きな経験と自信に繋がったのではないでしょうか。私たちJTBスポーツデスクは、これからも松山選手の挑戦を応援し続けていきます。
フェンシングという競技の魅力、そしてトップアスリートたちの熱い戦いを、ぜひ今後も注目してください!