羽田麦酒のビール
羽田麦酒のビール

地元愛から生まれた大田区の地ビール

〈東京都大田区〉魅力再発見
2026年03月16日
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旅行記

地ビールが誕生したのは酒税法が改正され、ビールの製造許可を取得する条件が緩和された平成6年(1994年)のことだ。以来、地酒と同様に、地域を象徴するビールとして各地で造られてきた。地域経済の活性化への想いを込めて作られた地ビールも多いことから、どちらかというと地ビール=地方というイメージが強いが、東京都大田区にも地ビール醸造所と地ビールメーカーがいくつもあることをご存じだろうか。

羽田麦酒 羽田麦酒

「羽田麦酒」は平成26年(2014年)に大田区第一号の地ビール工場として設立されたブルワリーだ。世界に名だたる羽田空港の知名度を生かして大田区の知名度アップにつなげ、世界に羽ばたくビールにしたいとの思いから羽田麦酒と名づけられた。特徴は、他社と比べて小ロットでオリジナルビールの委託製造が可能なこと。最低ロットが1仕込み150リットルで、330ml瓶にして約400本からオリジナルビールをオーダーできる。
主力商品は、オリジナルブランドの羽田ビール。また、飲食店向けOEM(相手先ブランド製造)品も製造。ビールは、グループ会社で直営店の「Brew Lounge(ブリュー ラウンジ)市ヶ谷」(千代田区)で飲めるほか、区内の酒店、羽田空港、大井町阪急などでも購入が可能。着々と、羽田の名物として知名度を上げている。

※醸造所ではビールの販売は行っていません。
※工場見学はできません。

大森山王ブルワリーのビール 大森山王ブルワリーのビール

地域のイベントにも参加 地域のイベントにも参加

大正から昭和初期にかけて、川端康成、尾﨑士郎、村岡花子など多くの文士が暮らした「馬込文士村」があることでも知られる大森エリア。「大森山王ブルワリー」は、ビールを通して、大森のことをもっと楽しめる機会を作りたいという思いから、令和元年(2019年)に誕生した。
村岡花子と、代表的な翻訳作品『赤毛のアン』をイメージしたIPA「AN」、大森の個性を、塩と米を使ったミルキーな味わいで表現した「KAORU」、萩原朔太郎の "甘くて酸っぱい時代" を、檸檬ピールの軽やかさで表現した「SAKU」など、ビールの名前や味わいには、大森の地名、歴史、文学者などの土地の記憶が反映され、飲むことでまちの背景に触れられるのが特徴。人のつながりを大切に、大森の地ビールとして地域に親しまれる土壌を育んできた「大森山王ブルワリー」のビールは、ビアバー「東京∞景(はっけい)」でビールとともに大森の魅力に触れ合う時間を楽しむことができる。

HANEDA SKY BREWINGのビール HANEDA SKY BREWINGのビール

「HANEDA SKY BREWING」は、羽田空港のすぐそば、羽田イノベーションシティ2階にある、3基の醸造タンクで作った地ビールを提供するレストラン。「羽田空港1丁目1番地」という住所に誇りとこだわりを持ち、「羽田空港に一番近い醸造所」として知られている。オープンしたのは、令和2年(2020年)のこと。区内の老舗海苔店から仕入れた海苔の端材を使った羽田の地ビール「天空」、大田区の温泉である黒湯の源泉をモチーフにした「黒湯ビール」、山王産ホップで作った「大森貝塚ビール」など、「大田区らしさ」にこだわったビールを販売している。令和5年(2023年)には、池上本門寺通りに地ビールと和食を出す「RE.beer」をオープン。蒲田にある日本工学院専門学校の学生たちが店舗デザインし、南雪谷の建設会社が監修・施工を行い、区内のいくつもの町工場で作った醸造設備を使用する、「大田区愛」満載の店で楽しむビールの味は格別だ。

HANEDA SKY BREWING 店内 HANEDA SKY BREWING 店内

地元愛から、それぞれにオリジナリティが溢れる製品を生み出し、作り続ける大田区の地ビール醸造所と地ビールメーカー。大田区の地ビールの歴史はまだ浅いが、これらの地ビールとともに地域がどのように進化していくか...。実際に訪れてビールを味わい、街歩きをしながら、大田区の魅力をたっぷりと感じたい。

大田区産!大田区発!「羽田レタスエール」が気になる方はこちら。

大田区地ビールの詳細はこちら。

その他の大田区のおすすめスポットなどを紹介するサイト「ユニークおおた」もあわせてご覧ください。

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