キプロスの南海岸から約6km、ラルナカ地区キロキティアに残る、紀元前7000年~紀元前4000年の新石器時代の農耕民族の集落跡で、東地中海における最も重要な先史時代の遺跡の一つ。直径2~10mの住居の基台が数多く残っており、この上に円筒形の住居があったことを物語っている。集落の周りには外壁が巡らされていた形跡があり、埋葬の習慣もあった。東地中海の都市の原型と、地域の社会の進展の様子が、発掘によって次々都明らかになってきた。しかし発掘はまだ部分的にしか行われておらず、今後アジアから地中海への文明の伝播を科学的に立証するために、遺跡の保全が求められている。