☆映画ゆかりの地を巡る・ベルリン周辺スポット☆

マイバス ドイツ
フランクくん

ベルリンは数多くの映画の中で物語の舞台となり、
実際に撮影が行われた場所もたくさんあります。
オススメの映画とそのゆかりの地をご紹介しちゃいます。
あなたの好きな映画はありますか?
ベルリンを訪れる前に映画も是非チェックしてみたください!
何倍もベルリンを楽しめること間違えなしです。

※映画の内容にも言及していますので、映画を見る前に内容を知りたくない方はこれ以下ご覧にならないようご注意ください!!※

映画「ボーンスプレマシー」: アレクサンダー広場

ジェイソン・ボーンを主役としたスパイアクションシリーズの第2弾として2004年に公開されました。主演はマッド・デーモンです。

映画の随所にベルリンのスポットが使われていて、探しながら見るのも面白いかもしれません。
中でも一番分かりやすいのは、ボーンが電話で「アレクサンダー通り、世界時計の下に30分後」と呼び出した場所で、ニッキーと会う場面です。デモ隊でごった返すこの場所がアレクサンダー広場です。世界時計も本当にこの場所に立っていて、実際によく待ち合わせに利用されます。
この世界時計、オリジナルは旧東ドイツ時代に建設されたのですが、いくつかの都市のタイムゾーンが間違っていたそうです。東西統一後に再建された際に全て正しく直されました。

ストーリーには他にも実際の場所が出てきます。
ボーンがコインロッカーに荷物を預けるのも実際の東駅(Ostbahnhof)ですし、パメラ・ランディが宿泊しているウェスティングランドホテルもフリードリッヒ通りに本当にあるザ ウェスティン グランド ベルリンです。映画と現実の世界が交差します!

また、第1作目でもヒロインを演じるフランカ・ポテンテはドイツ出身の女優で、彼女が主演する映画「ラン・ローラ・ラン」もベルリンが舞台になっています。
こちらは主人公のローラが恋人を救う為にベルリンの街を奔走するお話で、ボーン・スプレマシーでも空撮場面で登場する オーバーバウム橋を、フランカ演じるローラが駆け抜ける場面は見所の一つです。こちらもぜひチェックしてみてください!

アレクサンダー広場(©visitberlin_Foto_Wolfgang Scholvien)

映画「ワルキューレ」: ベントラーブロック

こちらはドイツの歴史に関係する実話に基づいた映画で、第2次世界大戦中にヒトラー暗殺を計画したとされる実在の人物クラウス・フォン・シュタウフェンベルクを主人公にしています。主役をトム・クルーズが演じ、2008年に公開されました。

ベルリン郊外のシュタウフェンベルク邸やポツダムの Löwenvilla(ライオンの家)など撮影は出来るだけ実際の場所で行われたそうです。ベルリン市内でも連邦財務省などで撮影が行われましたが、注目して欲しいのはクライマックスの場面に出てくるベントラーブロックです。

1944年7月20日、ヒトラーが作戦会議を行っていたWolfsschanze(狼の砦)にシュタウフェンベルクは爆弾を仕掛けます。映画の中のWolfsschanzeはセットですが、実際の場所は現在のポーランドに位置します。
そこからシュタウフェンベルクは空路でベルリンへ移動してクーデターを試みますが、結局ヒトラーが一命を取り留めてしまった事もあり、作戦は失敗し逮捕されます。そして、彼と仲間達が処刑されるのが旧陸軍総司令部の中庭であるベントラーブロックです。

現在そこには連邦国防省があり撮影を拒否されたそうですが、どうしても実際の処刑場所を撮影に使用したかった制作陣は交渉を重ね、最終的に許可を得て実現させました。ただのエンターテイメントとしてではなく史実を基にした映画ならではの思いを感じさせます。

題名の「ワルキューレ」は主人公達がヒトラー暗殺およびクーデターに利用しようとした「ワルキューレ作戦(Operation Walküre )」に由来します。リヒャルト・ワーグナーの愛好家だったヒトラーが、ワーグナーのオペラであるニーベルングの指環の中に出てくる女神ワルキューレに因んでつけたといわれています。映画の中でヒトラーとシュタウフェンベルクがワルキューレ作戦について話をする際に、ヒトラーはこう言います。「ワルキューレ、神々の戦乙女達。誰が死に、誰が生きるのかを選び、最も勇敢な者を苦しい死から救う。」

反逆者として死んだシュタウフェンベルクですが、今では英雄と称えられ国防省前の通りはstauffenberg strasse(シュタウフェンベルグ通り)と名前がつけられています。またベントラーブロックには記念碑が建てられ、その一角にはドイツ抵抗記念館(Gedenkstaette Deutsher Widerstand)もあります。シュタウフェンベルグの写真なども飾ってありますが、トムクルーズにも劣らない程のイケメンなんです!映画よりもっと詳しく実際の歴史について知りたい方はぜひ訪れてみてください。

ベントラーブロック(ドイツ抵抗記念館)(Gedenkstaette Deutsher Widerstand)

映画「ブリッジオブスパイ」: グリーニッケ橋

実話を基にした映画をもう1つご紹介します。こちらは冷戦中に実際に行われたスパイ交換を描いたスティーヴン・スピルバーグ監督作品で、2015年に公開されました。主演はトム・ハンクスがつとめています。

グリーニッケ橋はベルリン郊外のポツダムへ向かう途中にある橋で、題名の「ブリッジオブスパイ」はまさにグリーニッケ橋そのものを指します。冷戦当時この橋は東ドイツと西ベルリンの境で、実際に米ソのスパイ交換が行われていたからです。
撮影は実際のグリーニッケ橋で行われ、1962年当時の様子を再現する為に監視塔が建てられ、旧東ドイツの紋章が掲げられました。降り積もる雪は実は紙なんだそうです。撮影当時メルケル首相が現場を訪れ、スピルバーグ監督とトム・ハンクスと3人並んで撮った写真がメルケル首相のインスタグラムに投稿されています。羨ましい!

また、トム・ハンクス演じるドノバンがドイツの空港へ降り立つ場面はテンペルホーフ空港で撮影されています。当時ジェームズ・ドノバン本人が降り立ったのもテンペルホーフ空港だったといわれています。冷戦下のアメリカ軍にとって、テンペルホーフ空港を利用することが、陸の孤島となった西ベルリンに入る為には最も簡単な方法だったからです。
1948年に旧ソ連が西ベルリンへ繋がる全ての陸路を閉ざしベルリン封鎖を行った際、このテンペルホーフ空港は「空の架け橋」(LUFTBRÜCKE)となりました。西側諸国は西ベルリンを放棄せずにテンペルホーフ空港を利用して物資を空輸したのです。現在は空港としては使用されておらず、跡地は公園になっていますが、建物入口前の広場はPlatz der Luftbrücke(空の架け橋広場)と名付けられ、地下鉄の駅名にもなっています。前に紹介した「ボーンスプレマシー」と「ワルキューレ」の撮影にもテンペルホーフ空港は使われているんですよ。

それから、映画の中には、東ベルリンと西ベルリンの境にある検問所チェックポイントチャーリーも出てくるのですが、こちらはベルリンで撮影されたものではありません。セットを組んでポーランドで撮影されたそうです。なんで実際の場所じゃないの?と思われた方、それを考えるヒントが次にご紹介する映画の中にあります。

グリーニッケ橋(Copyright: visitBerlin, Foto: Dagmar Schwelle)

映画「007 オクトパシー」: チェックポイントチャーリー

言わずと知れた007シリーズの第13作目にあたります。なんと公開は1983年!壁で分断されていた西ベルリンで撮影されたのです。

この映画の中に実際にチェックポイントチャーリーで撮影を行った場面があります。
スクリーンにクーダムとカイザー・ヴィルヘルム教会が写り物語の舞台が西ベルリンに変わります。黒いベンツの車中でボンドはMから東ベルリンへ入る為のフェイクIDを受け取ります。Mが車を降りた後でボンドの乗った車が向かっていくのがチェックポイントチャーリーです。カメラは「YOU ARE LEAVING THE AMERICAN SECTOR」と書かれた看板を大きく写します。
このシーンと現在のチェックポイントチャーリーを見比べるその場所が大きく様変わりしていることが分かります。更に、実際の検問小屋や看板は1990年に一度全て撤去されています。現在あるのは2000年に復元されたレプリカです。「ブリッジオブスパイ」の撮影で、チェックポイントチャーリーに関しては実際の場所に拘らなかった理由の一つはその辺りにあるのかもしれません。

また、映画「ブリッジオブスパイ」の舞台はベルリンの壁が建設されてまだ間もない1962年。オクトパシーの撮影より20年ほど前ということになります。その為、この二つの映画に出てくるチェックポイントチャーリーを見ても違いがあることが分かります。特に「007 オクトパシー」に出てくるチェックポイントチャーリーでは旧ソ連側に監視塔のようなものが建てられているのが見えます。

チェックポイントチャーリーについて更に詳しく知りたい方は是非壁博物館にも立ち寄ってみてください。ここには取り外された際の実際の看板も保存されていますよ。

この映画の中にはもう1箇所、今とは違う姿のベルリンが写っています。冒頭EAST GERMANYのテロップが表示され、009が東ベルリンから逃げてくるシーン。これは当時のポツダム広場で撮影されたそうです。今はないベルリンの壁がそこに建っています。
東ベルリン側では壁付近は「死の地帯」と呼ばれる立入禁止区域で壁に近づくことは死を意味しました。かたや、撮影の行われた西ベルリン側は簡単に壁の傍まで来ることができた為、落書きだらけだったそうです。撮影のために壁を白く塗りなおした撮影陣は、映画を撮り終わるとその壁に「007 WAS HERE OCTOPUSSY」と落書きしたそうです。壁も落書きもなくなってしまいましたが、今では見ることのできない貴重なポツダム広場を是非映画の中で見てみてください。

近年のチェックポイントチャーリー(Copyright:visitberlin, Foto: Wolfgang Scholvien)

映画「イングロリアス・バスターズ」: Café Einstein Stammhaus

最後にご紹介するのは、2009年に公開されたタランティーノ監督作品。ブラットピットも出演しています。

舞台は第2次世界大戦中ナチスに占領されたフランス。実際にフランスで撮影した部分もあるのですが、ベルリンでも撮影が行われています。

冒頭、ユダヤ人のショシャナは家族をナチス親衛隊のランダ大佐に殺されます。唯一生き残ったショシャナは別人になりすまし暮らしていたパリでランダ大佐と再会します。ランダ大佐に素性が気づかれないか緊張の会食。このシーンが撮影されたのがベルリンのクーダムにあるCafé Einstein Stammhausです。
ランダ大佐がオススメして勝手に2人分注文しちゃうのは、アップルシュトゥルーデル。ヒトラーの生まれ故郷であるオーストリアの郷土菓子ですが、ドイツでもデザートとしてよく食べられます。Café Einstein Stammhausはウィーン風カフェなので、自家製のアップルシュトゥルーデルが実際のメニューにもあります。アップルシュトゥルーデルを食べながら、ランダ大佐のように流暢なフランス語で「n'est pas si mauvais」と言ってみたいものです。エスプレッソと一緒に?それとも牛乳?どうぞ残さず召し上がってくださいね。

また、終盤でランダ大佐がレイン中尉を連れて行って取引を持ちかけるバー。これはベルリンにあるClärchens Ballhausで撮影されました。実はタランティーノ監督もベルリン滞在中にお忍びで飲みにきていたんだとか!
ミッテ地区にあるClärchens Ballhausは元々は100年以上前にからあるダンスホール。かつてはベルリンに900以上あったともいわれるダンスホールの中で現存する唯一の場所なんです。2017年にはウィリアム王子とキャサリン妃もベルリン訪問の際にここで行われたレセプションディナーに参加したんですよ。
新オーナーになり最近再オープンしたものの、2022年以降リノベーションの為にまたクローズする可能性もあるみたいですので、ぜひそれより前に訪れてみたいですね。

アップルシュトゥルーデル(photo by staff)

映画にゆかりのあるベルリンのスポット、いかがでしたか?

ベルリンは広いので、地下鉄などの公共交通機関を利用して散策しましょう。
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(記事でご紹介のスポットが料金ゾーン外の可能性もございます。訪問希望のスポットを申し込み時にあらかじめご相談頂けると幸いです。)

電車の乗り方が不安な方や、より効率的に観光したい方にオススメですよ。
皆様にお会いできるのを楽しみにお待ちしております!

※コロナウイルス感染予防のため、休業または通常と異なる営業時間・内容の施設もあります。最新情報につきましては、ご訪問前にご確認ください。

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