豊富な銀鉱脈が発見されたのち、1546年に建設されたスペイン統治時代の植民都市。メキシコの銀山開発の先駆けでもあった町だ。標高約2000m、狭い谷の急な斜面に造られた町は素晴らしい景観をもち、最も繁栄した16~17世紀に銀で巨大な富を築いた人々が寄進した建築物が数多く残っている。その代表が、町の中心部に立つサカテカス大聖堂。1730~60年にかけて造られたスペインのバロック様式とメキシコ先住民の様式が融合したメキシカンバロックの装飾や絵画が印象的で、現代のメキシコの文化や芸術の原点を垣間見ることができる。ほかに、サントドミンゴ聖堂やグアダルーペ修道院なども主なみどころ。建造物がライトアップされ、夜の闇に浮かび上がる姿もまた幻想的だ。1993年、世界文化遺産に登録。