北米大陸の4大砂漠の1つであるソノラ砂漠に位置し、2013年に世界自然遺産に登録。アメリカ国境に広がる砂漠地帯にあるエル・ピナカテ火山を中心とした溶岩地帯と、巨大クレーターを持つ大砂漠であるグラン・ディシエルト・デ・アルタルが含まれている。火山と砂漠からなる優れた景観美を有するほか、盾状火山に囲まれた砂漠という点で科学的に注目を集めている。ピナカテ火山ではマグマの水蒸気爆発によって生まれた最大1896mもの巨大な爆裂火口や溶岩洞窟などが見られ、地質学的、地形学的な実験室とも呼ばれるほど。アルタル砂漠は高さ200mもの砂丘が多様な形と色を見せ、ここにしかない風景を造り出している。また、この地の複雑な環境のなか、コヨーテはトカゲなど多くの生物も棲んでおり、固有種や絶滅危惧種も多く生息している。