ボスラは首都ダマスカスの南150km、ヨルダンとの国境近くの街。ローマ帝国支配下ではアラビア属州の州都で、メッカに向かう隊商の中継地でもだった。ボスラの名が最初に出てくるのは紀元前14世紀のエジプトのアマルナ文書。やがてナバテア王国の北の中心地になり、西暦106年、ローマ帝国の支配下になった。城壁の中には2世紀のローマ劇場などキリスト教初期の遺跡と、モスクがいくつか残っている。遺跡は玄武岩で造られているため、全体が黒色をしているのが特徴。ローマ、ビザンチン、イスラムの様式を残した都市遺跡として、シリア情勢