イエメン西部、海沿いのティハマにあるザビードは、アラブ・イスラムの世界にとって重要な街。9~10世紀のジャード朝時代と13~15世紀のラスール朝時代に学問・宗教教育の都として繁栄したが、15~16世紀のターヒル朝時代に衰退し、オスマン帝国時代には忘れ去られた。街は狭い小道が張り巡らされ、アラビア半島南部独特の煉瓦造りの建物が並ぶ。家々には中庭があり、大きい家は3階建てぐらい。壁や窓まわりには巧みなイスラム装飾が施されている。86のモスク、スーク(市場)に囲まれた大モスク、アラブ世界初の大学など、かつての名