13~17世紀にかけてバルカン諸国で発達したビザンチン・ロマネスク様式建築を代表する4つの教会と修道院から成る。なかでも14世紀中ごろ、セルビアのステファン・デチャンスキー王のために建立され、同王の霊廟も兼ねているデチャニ修道院は、バルカン半島に存在する中世の教会のなかで最大のもの。修道院内部には、見事なフレスコ画や彫刻が保存されている。ドームやパレオロゴス朝ルネッサンス様式の外観など、ビザンチンと西欧の伝統が見事に融合した代表例となっている。地域が不安定な状況にあるため、2006年から危機遺産にリスト入りした。