ハンガリーの首都ブダペスト北東の山岳地帯に位置する村落。少数民族のバローツ人によって17~18世紀に発展した村で、14世紀に建てられた木造教会を中心に126軒の民家が立ち並ぶ。大きな特徴は、木製の瓦葺きの屋根と石灰の白壁というパローツ様式の混合建築である。火災によって何度も再建を行い、伝統を守り続けてきた景観が評価され、1987年に世界遺産に登録された。その景観は、ハンガリーで一番美しい村と称されるほどだ。村のメインストリートであるコシュート通りには、村の博物館や、郵便博物館、人形博物館があり、その通りの端に教会が位置する。教会を折返し地点として、その通りの裏手にあるペティーフ通りには陶芸家や彫刻家の工房があり、民芸品の展示が行われている。ペティーフ通りは三日月状になり、再びコシュート通りに合流する。