ブルガリアの北東部に位置するマダラは、9世紀にブルガリアがキリスト教国になる前の第一次ブルガリア帝国時代の聖地。このマダラ村近くの高さ100mの切り立った断崖に、縦2.5m、横3mの大きな騎士のレリーフが掘られている。騎士は馬にまたがり、足元のライオンに槍を突き立て、後ろには猟犬を従えている。レリーフ周辺に705年から801年の出来事について書かれた碑文があることから、8世紀のはじめに彫られたものと考えられており、ブルガリアの歴史的背景と勝利を象徴している。足場のない地上23mのところに、どのように作られたかはわかっていない。このようなレリーフはヨーロッパには例がないという。