首都ソフィアから120kmのリラ山中にリラ修道院はある。ブルガリア正教の修道士イヴァン・リルスキ(リラの聖ヨアンとも)によって10世紀に開かれた、ブルガリア正教の修道院。彼の住まいと墓が聖地になり、12〜14世紀にかけてブルガリア国民の精神的、社会生活において重要な役割を担った。フレスコ画、イコン、精巧な木彫など数多くの美術品で知られている。オスマン帝国の支配下でもギリシャ正教を守り続け、19世紀の独立運動の中心地ともなった。火災により壊滅的な被害を受けたが、1834〜1862年に再建され、現在も修道僧が暮らしている。