ロシア国境に近いグルジア北西部、コーカサスの山の中にあるアッパー・スヴァネティは長い間、陸の孤島だったため、今も中世そのままの山村と独特な家が200軒以上残る。この塔のような家は、住居であると同時に侵略者から身を守る砦でもあった。塔の部分は通常3~5階建て構造だが、家自体は2階建て。1階部分は広間になっていて暖炉があり、人と家畜が暮らしていた。近年は木製のパーテーションで仕切っている場合もあり、時には凝った装飾が施されている。2階は夏の間人が過ごしたり、食料倉庫や道具置き場として使われ、塔に通じるドアがある。