マダガスカルの中西部に位置するチンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区は、とがった石灰岩が針のように林立するカルスト台地の景観で知られる。マナンボロ川の壮観な渓谷、緩やかな丘、手つかずの森、湖、マングローブの沼など多彩な景観が見られる。チンギとは「動物の住めない土地」という意味だが、多種多様な動植物が生息。過酷な環境下で生き抜く乾性植物など未研究の植物の世界も残る。また、独自の進化を遂げた希少な生き物の宝庫で、固有種のベローシファカ、絶滅危惧種のアイアイ、キツネザル、カメレオン、オオタカなどが生息する。