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National Parks of Japan
山陰海岸国立公園

National Parks of Japan国立公園とは

国立公園は日本を代表する美しい自然を日本の宝として未来に引き継ぐ役割を担っています。自然の景観だけではなく、野生の動植物、歴史文化などの魅力あふれる国立公園で、今、ちょっぴり贅沢でゆったりとしたひと時を過ごしませんか。

日本地図
北海道地区

1利尻礼文サロベツ国立公園

利尻礼文サロベツ国立公園は、日本最北の国立公園です。公園内は原生的な自然を多く残しラムサール条約に登録されているサロベツ原野をはじめ、コニーデ型の美しい利尻山を擁する利尻島や、レブンアツモリソウなど貴重な植物を含むお花畑が低地で見られる礼文島で構成されています。国内では類を見ない景観として、海岸線に平行して約40kmにわたる砂丘林が帯状に広がり、大小170もの湖沼群が存在します。“利尻富士”と呼ばれる円錐状の美しい利尻山がシンボルです。

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流氷によってもたらされたプランクトンを出発点とする豊かな生態系を持つ知床は、オオワシなど、希少な渡り鳥や、ヒグマやシャチなどが存続するために不可欠な場所であり、世界自然遺産に登録されています。オホーツク海と根室海峡に挟まれた半島内には、知床連山の雄大な姿を映し出す景観が美しい知床五湖をはじめ、国後島からの朝日を望む知床峠があります。専用のドライスーツを着用し、ガイドと流氷の上を歩く自然体験ができる流氷ウォークツアーが人気です。

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北海道地区

3阿寒摩周国立公園

阿寒摩周国立公園は、日本最大のカルデラ湖を有する国立公園です。阿寒地域では、太古の火山活動で生まれマリモの生息地として有名な阿寒湖が特徴で、湖畔には温泉街がありアイヌ民族の集落での舞踊見学や、湖上でのスケートを楽しむことができます。摩周(川湯)地域では、世界有数の透明度を誇り、霧の名所としても有名な摩周湖や日本最大のカルデラ湖でもあり全面結氷する湖の中で日本最大の広さを誇る屈斜路湖、美幌峠や藻琴山などが連なる外輪山なども見どころです。また、青色に染まる神秘的な神の子池が人気です。

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北海道地区

4釧路湿原国立公園

釧路湿原国立公園は、日本最大の湿原と壮大な蛇行河川を有する国立公園です。平野部では原始的な自然環境が保存され、手つかずの広大で水平的な湿原の景観が広がっており、国の天然記念物のタンチョウをはじめ、エゾシカやキタキツネなどの動物の貴重な生息地となっています。また、冷涼な気候の釧路湿原には、ヤチボウズと呼ばれる独特な形状の草、氷河期時代から残るとされる貴重な花が見られるほか、700種類以上の植物が生育しています。湿原内を歩ける木道が整備され、景観を楽しみながら、野鳥や季節の花々を観察できます。

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北海道地区

5大雪山国立公園

大雪山国立公園は、北海道最高峰の旭岳を主峰とする大雪火山群を中心とした山々を有する国立公園です。土壌や岩石が地下深くまで通年凍結している永久凍土を標高の低い場所でも見ることができ、夏でも冷気が噴き出る風穴がある独特の地形が特徴です。高山帯では、大雪山固有種の植物が色鮮やかに咲くことから、アイヌの人々に“カムイミンタラ”(神々の遊ぶ庭)と称される美しい景観が広がります。夏山シーズンには、旭岳、黒岳、トムラウシ山、十勝岳などを登る登山客で賑わいます。

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北海道地区

6支笏洞爺国立公園

支笏洞爺国立公園は、支笏湖、洞爺湖の二大カルデラ湖と、火山活動を続ける羊蹄山、有珠山、樽前山をはじめとしたさまざまな火山地形を見ることができる国立公園です。温泉地としても有名な登別や洞爺湖、定山渓など北海道を代表する観光地があり、湯めぐりをする観光客で賑わいます。日本で2番目に深く、有数の透明度を誇る支笏湖、約11万年前の噴火で生まれたカルデラ湖の洞爺湖など、湖と火山の織り成す景観が特徴です。札幌市街や新千歳空港からのアクセスが良く、人気の国立公園です。

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東北地区

7十和田八幡平国立公園

十和田八幡平国立公園は、八甲田山、十和田湖、奥入瀬渓流、八幡平、岩手山、秋田駒ヶ岳などの地域で構成された山と湖と渓流の国立公園です。十和田・八甲田地域では、国の特別名勝に指定された十和田湖を中心に、四季折々で姿を変える外輪山の自然が広がり、湖畔には遊覧船乗り場やキャンプ場があります。八幡平地域では、湖沼や湿原が点在する山岳景観を見ることができ、遊歩道や展望台が整備されています。春には、八幡平を横断する道の両側に数mの雪が積まれた、日本一の長さを誇る“雪の回廊”八幡平アスピーテラインが開通し観光客で賑わいます。

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東北地区

8三陸復興国立公園

三陸復興国立公園は、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するため、平成25年5月に創設された国立公園です。青森、岩手、宮城を縦断する南北約250kmにわたる沿岸には、北部では大断崖、南部ではリアス海岸が続き、海岸の独特な地形に適応した多様な海岸植物が生育し、変化に富んだ景観を楽しめます。キャンプ場だった施設を震災遺構として保存し整備した震災メモリアルパーク中の浜では、自然の脅威を学び震災の記憶を伝える防災教育の場としても活用されています。

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東北地区

9磐梯朝日国立公園

磐梯朝日国立公園は、出羽三山、朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰、磐梯山、猪苗代湖までの広大な範囲に及ぶ、日本の陸域で2番目に広い国立公園です。磐梯吾妻・猪苗代地域では、火山活動によって形成された磐梯山や吾妻連峰があり、そこでは五色沼などの湖沼群や魔女の瞳と言われる火山湖など絶景を見ることができます。出羽三山・朝日地域では、羽黒山の山頂の出羽神社に至る長い石段を登る参拝者で賑わい、参道には国の特別天然記念物の杉並木があります。月山北面の弥陀ヶ原には、池塘群が広がり、初夏にはニッコウキスゲなど多くの高山植物が色鮮やかな花を咲かせる景観が特徴です。

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日光国立公園は、世界遺産に登録された神社仏閣をはじめとした歴史的建造物と、それを取り巻く四季折々の美しい自然景観が見どころの国立公園です。日光・鬼怒川地域では、日光東照宮、日光山輪王寺など歴史的な史跡が多く残り、落差97mの華厳の滝を有する中禅寺湖があります。過去、海外からの駐在員に避暑地として賑わった湖畔は、現在も観光拠点として栄え、大使館跡を整備した公園や別荘が残されています。シーズンには、鬼怒川にある瀬戸合峡は秋の紅葉の名所として、首都圏からの観光客で賑わいます。

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尾瀬国立公園は、日光国立公園から尾瀬地域を分割し、会津駒ケ岳、田代山、帝釈山など周辺地域を編入した国立公園です。公園内には、唱歌「夏の思い出」で知られる、日本最大の山岳湿地・尾瀬ヶ原と、標高1500m以上に位置する湖として最大の尾瀬沼があります。5月下旬~6月中旬にはミズバショウ、7月中旬にはニッコウキスゲ等の花々が咲き誇り、湿原内には整備された木道を歩いて散策することが可能です。お花目的のハイキングだけでなく、至仏山や燧ヶ岳、また会津駒ヶ岳といった日本百名山等を目的とした登山、9月下旬から見ごろとなる草紅葉を楽しむ登山者で賑わいます。

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中部地区

12上信越高原国立公園

上信越高原国立公園は、谷川岳、苗場山、草津白根山、四阿山から浅間山にいたる山岳と高原からなる広大な国立公園です。日本百名山の名峰の多くを有しており、変化に富んだ山岳景観が見どころです。山麓にかけて広がる高原には湖沼や湿原が見られ、夏は保養地として、冬は温泉地として多くの人々が訪れます。日本有数のスキーリゾートの志賀高原一帯も含まれ、開発された観光地のイメージとは対照的な自然風景も特徴です。関東の奥座敷と呼ばれる四万温泉にはレトロな街並みが見られ、温泉を楽しむ人々で賑わいます。

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中部地区

13妙高戸隠連山国立公園

  • (C)しなのディスカバリ
  • (C)妙高高原自然保護官事務所

妙高戸隠連山国立公園は、新潟、長野の県境に位置する、2015年3月に誕生した国立公園です。一目五山と呼ばれる、妙高山、戸隠山をはじめとする個性的な山容の山々が密集し、山麓の高原や湖沼が一体化した独特の景観が特徴です。紅葉の名所でもある鎌池を有する雨飾山からは、日本海、北アルプスを一望することができ、自然が織り成す壮大な景観が人気です。妙高高原温泉郷で湯巡りをする観光客や、天の岩戸伝説が残る戸隠神社に訪れる参拝客で賑わいます。

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関東地区

14秩父多摩甲斐国立公園

秩父多摩甲斐国立公園は、最高峰の北奥仙丈岳をはじめとし、甲武信ヶ岳、雲取山など標高2,000m級が連なる奥秩父主稜を中心とした森と渓谷の山岳公園です。千曲川(信濃川)、笛吹川(富士川)、多摩川、荒川などの源流部が含まれ、河川によって浸食された山域には日本を代表する御嶽昇仙峡、西沢渓谷などの独特の美しい渓谷を見ることができます。首都圏に最も近い位置にありながら、生物の多様性にも富んだ奥深い山々には、ハイキング、登山、キャンプ、釣りなどを楽しみに多くの人が訪れます。文化の多様性も高く、日本百名山にも名を連ねる両神山や金峰山には山岳信仰にまつわる文化が今もなお息づき、三峯神社、武蔵御嶽神社などは日帰りの観光客で賑わいを見せています。

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関東地区

15小笠原国立公園

  • (C)Kaito Yamashita

小笠原国立公園は、東京から約1,000km南に位置する亜熱帯の島々からなる、世界自然遺産に登録されている国立公園です。大陸と陸続きになったことがない「海洋島」であることから、島独自の進化を遂げた生態系が広がります。父島や兄島では乾燥した気候に適した背の低い乾性低木林が広がり、母島では湿度が高く雨の多い環境に適した湿性高木林が広がる、対照的な景観が見どころです。アオウミガメの産卵地としても知られる小笠原諸島には、ダイビングやスノーケリング目的で訪れる観光客で賑わいます。

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関東地区

16富士箱根伊豆国立公園

富士箱根伊豆国立公園は、富士山を筆頭に高原から湖沼・山林・海洋島を含み、温泉地としても知られる箱根地域から伊豆半島、伊豆諸島に及ぶ、日本でもっとも利用者の多い国立公園です。富士山地域では、富士五湖をはじめ、北西山麓の溶岩流の上に広がる青木ヶ原樹海の原生林といった自然の傍らに、展望地や洞窟・富士山信仰の遺跡などの手軽に散策ができる観光地が在ります。箱根地域は、東海道の宿場、あるいは湯治場・箱根山の信仰の場として栄えた、文化的な見所も豊富なカルデラです。伊豆半島は、大地の運動がもたらした変化に富んだ海岸線、ブナの大木が林立する神秘的な森が残る天城山など、海・山の豊かな自然と文化が魅力です。伊豆諸島は東京の南方に並ぶ火山列島で、大島や八丈島をはじめとするそれぞれの島で、異なった段階にある火山活動が造り出した独特の景観を見ることができます。

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中部地区

17中部山岳国立公園

中部山岳国立公園は、北アルプス一帯を占める日本最初の山岳公園の一つです。槍・穂高連峰、乗鞍岳、後立山連峰、立山連峰など標高3,000m級の山々で構成されています。切り立った岩壁、深く険しい渓谷、高山帯のお花畑やライチョウ、夏まで残る雪渓や氷河が削ったU字谷、火山がつくりだした湖沼や溶岩台地など、多彩な山岳景観が訪れる登山者を魅了しています。上高地、乗鞍岳の畳平、立山の室堂などの登山口は、公共交通機関によりアクセスが良く、雄大な山岳景観や様々な動植物を楽しむことができます。

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白山国立公園は、御前峰、大汝峰、剣ヶ峰と周囲の山々からなる富山、石川、福井、岐阜の4県にまたがる国立公園です。250種もの高山植物や山麓の自然林など、原生的な自然環境が特徴です。ツキノワグマやイヌワシなど希少な大型野生鳥獣の生息地であることから、ユネスコエコパークに指定されています。山頂周辺では火口湖や巨岩で構成された火山風景が広がり、山麓から標高1,600m付近にかけて広大なブナ林が広がる白山では、大木が連なる独特の自然景観を見ることができます。

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関東地区

19南アルプス国立公園

南アルプス国立公園は、甲斐駒・鳳凰山系、白峰山系、赤石山系の3つの山系からなる、太古の氷河地形が現存する国立公園です。南アルプスは、100万年前から山々の隆起によって生まれ、現在も隆起を続けています。大量の雨が引き起こす河川浸食作用によって深く切れ込んだV字谷が数多く見られ、気候や地質の影響による森林限界の標高が高いことが特徴で高所まで森林に覆われている独特の自然景観が見どころです。南アルプスは、日本で2番目に高い北岳(3,193m)をはじめ、高峰を十座以上有し、多くの登山客が訪れます。

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中部地区

20伊勢志摩国立公園

伊勢志摩国立公園は、三重県中央部の志摩半島に広がる国立公園です。海岸部の多くは岬や入り江が多いリアス海岸で、大小多数の島々が優美な自然景観をつくりだし、海食崖や海食洞も見ることができます。伊勢神宮も国立公園内にあり、お伊勢参りに訪れる人々で賑わいます。伊勢神宮の御用材を育てている神宮宮域林では、約850種の植物が確認されており、豊かな森の生態系が維持されています。

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近畿地区

21吉野熊野国立公園

  • 鬼ヶ城(熊野市)
  • 吉野山(吉野町)
  • 筏下り(北山村)

吉野熊野国立公園は、近畿の屋根と呼ばれる大峰山脈と周辺の山麓、熊野灘に注ぐ河川、尾鷲からみなべに至るまでの海岸線、熊野信仰の古い歴史のある那智山等から成る国立公園です。公園内の一部地域は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されています。国内有数のヤマザクラの名所として知られる吉野山は、春時期には山麓から山頂にかけ、山一面が桜色に染まります。年間降水量の多い大台ヶ原では、降雨で削られた絶壁や、滝などの雄大な自然景観を見ることができ、整備された遊歩道でのハイキングが楽しめます。

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近畿地区

22山陰海岸国立公園

山陰海岸国立公園は、京都府京丹後市から鳥取県鳥取市にいたる約75kmの海岸部からなる国立公園です。海域と一体となった変化に富む海岸景観と、鳥取砂丘に代表される砂丘景観が特徴であり、様々な岩石から成っていることから「海岸地形の博物館」とも呼ばれています。日本最大級の鳥取砂丘では、砂と風がつくりだす幻想的な模様(風紋)や、凹地形のスリバチなど独特の地形を見に訪れる人々で賑わいます。全長15kmの岩石海岸の浦富海岸では、日本海の荒波によってできた入り組んだ海岸と大小の島々に囲まれた人気の景勝地です。

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近畿地区
中国四国地区
九州・沖縄地区

232323瀬戸内海国立公園

  • (C)せとうちDMO

瀬戸内海国立公園は、備讃瀬戸を中心に明石・紀淡・鳴門・関門・豊予の5つの海峡に囲まれた地域からなる、1府10県にまたがる国内で最も広い国立公園です。瀬戸内海の穏やかな海に点在する島々では海岸や展望地、航行する船からの眺めなど、位置や時間・季節によって変化に富んだ景色が特徴の多島海景観が見どころです。日本三景の一つでもある宮島も含まれ、世界文化遺産に登録された嚴島神社は多くの観光客が訪れます。

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中国四国地区

24大山隠岐国立公園

大山隠岐国立公園は、中国地方最高峰の大山のほか、船上山、蒜山、三徳山、三瓶山等の山々と、ユネスコ世界ジオパークである隠岐諸島、日本ジオパークである島根半島海岸部から成る、山と島と海の国立公園です。この国立公園は、神話や山岳信仰の舞台となっており、出雲大社をはじめとする神話にまつわる名所旧跡が点在し、山岳信仰の霊場であり開山1,300年の歴史を有する大山や三徳山を擁しています。神話や山岳信仰とともに受け継がれてきた暮らしに触れながら、山と島と海での多彩なアクティビティを楽しむことができます。

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中国四国地区

25足摺宇和海国立公園

足摺宇和海国立公園は、宇和海地域、海域公園地区や四国南西部の島しょを含む海岸部と内陸の山々を含む国立公園です。高知の足摺地域では、隆起海岸の足摺岬や断崖が連続する竜串、リアス式沈降海岸の叶崎、点在する岩礁群が繊細な姿を見せる大堂海岸など、変化に富んだ海岸景観が特徴です。宇和海地域では、海食による断崖や洞窟が見られ、三浦半島や由良半島などから多島海景観を見ることができます。高知と愛媛にまたがる篠山では、アケボノツツジの群落があり、シーズンには観光客で賑わいます。

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九州・沖縄地区

26西海国立公園

西海国立公園は、長崎県の佐世保にある九十九島から生月・平戸島、五島列島へ続く400の島々からなる多島海景観が特徴の国立公園です。平戸・九十九島地域では、発達した柱状節理の断崖が美しい生月島塩俵断崖や、208を数える島々からなる微小多島海が展望所ごとに個性的な姿を見せてくれます。五島列島はユーラシア大陸から日本列島が離れ始めた頃の大陸大河の淡水域で土砂が堆積していた地域が隆起し、琉球列島が形成された頃に地殻変動が発生し、断層で島々に分かれ、その後火山活動が付加された特殊な地形が特徴です。かつての大陸や南蛮との貿易、そして潜伏キリシタンに関わる文化、旧日本海軍佐世保鎮守府関連の軍事遺構も見所です。

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九州・沖縄地区

27雲仙天草国立公園

雲仙天草国立公園は、日本で最初の国立公園として指定されました。湯けむりが立ち込める雲仙岳の景観や、天草の島々の雄大な景色が見どころです。太古からの火山活動で形成された断崖やカルデラなど、災害と恵みの恩恵を知る公園として、「島原半島ユネスコ世界ジオパーク」に認定されたほか、天草地域の御所浦の島々は、白亜紀からの地層が隆起してできた“恐竜の島・化石の島”と呼ばれております。硫黄の香りが漂い、吹き出す蒸気のなか、整備された遊歩道を歩く“雲仙地獄めぐり”が人気です。

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九州・沖縄地区

28阿蘇くじゅう国立公園

阿蘇くじゅう国立公園は、大カルデラにそびえる阿蘇山や北に連なるくじゅう連山などの火山群、周囲に広がる草原からなる国立公園です。世界最大級のカルデラを有する阿蘇山では、阿蘇五岳からなる火口岳や硫気現象など、火山特有の荒々しい景観が点在しています。南北には、火山性高原が広がり、豊富な湧き水や雨水による湿原や草原景観を見ることができます。阿蘇地域とくじゅう地域を結ぶ「やまなみハイウェイ」、外輪山を通る「ミルクロード」は草原と火山景観のコントラストを楽しめる道路として人気です。

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九州・沖縄地区

29霧島錦江湾国立公園

霧島錦江湾国立公園は、えびの高原等を有する霧島地域、現在も噴煙を上げている桜島を代表とする錦江湾地域からなる国立公園です。霧島地域では、火山や火口湖、噴気現象や温泉が独特の景観を特徴付け、高千穂峰ではミヤマキリシマの群落を見ることができます。錦江湾地域では、姶良カルデラにある桜島が世界的に知られており、約100年前の大規模噴火によって大隈半島と陸続きになるなど、島の地形は変貌を続けています。公園内の各地に火山の恵みである湯量が豊富な温泉地があり、地域住民や観光客が多く訪れます。

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九州・沖縄地区

30屋久島国立公園

屋久島国立公園は、山岳島の屋久島と火山島の口永良部島からなる国立公園です。屋久島では、風化と浸食の作用を受けた花崗岩の奇岩や巨岩が点在する独特な景観が広がり、山頂では花崗岩が露出した稜線を見ることができます。ヤクシマシャクナゲなど山を彩る季節の花による自然景観のほか、巨樹・巨木が息づく荘厳な森林環境が見どころです。代表的なヤクスギとして知られる縄文杉や、苔が繁茂する原生的な白谷雲水峡などの屋久島特有の森林風景を散策しに多くの観光客が訪れます。また、緑の火山島と言われる口永良部島は、エラブオオコウモリなどの屋久島とは異なる動植物やダイナミックな火山景観が見られます。

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九州・沖縄地区

31奄美群島国立公園

  • (C)環境省奄美群島国立公園管理事務所
  • (C)環境省奄美群島国立公園管理事務所

奄美群島国立公園は、鹿児島の最南部に位置する奄美群島の島々からなる国立公園です。山地が多く起伏の大きい奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島と対照的に山地が少なく平らな地形が特徴の喜界島、沖永良部島、与論島から構成されており、島ごとに個性的な自然景観が特徴です。奄美大島の大瀬海岸は渡り鳥の中継地・休憩所となり、四季を通じて様々な鳥を観察できます。喜界島の中央部標高約200mの隆起サンゴ礁の高台地「百之台」からは、段丘地形と森林のパノラマ景観を見ることができます。

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九州・沖縄地区

32やんばる国立公園

やんばる国立公園は、沖縄本島北部に位置し、国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がる国立公園です。やんばる地域では、マングローブ林のほかヤンバルクイナなど多様な固有動植物が生息する独特の自然環境が形成された亜熱帯の大自然に触れることができます。沖縄本島最大級のヒルギ林、カルスト地形の雄大な景観が見られる大石林山、石灰岩からなる断崖と澄んだ海のコントラストが美しい茅打バンタ、沖縄八景のひとつにも数えられる景勝地「塩屋湾」からの多島海景観など、南国特有の絶景を楽しみに多くの観光客が訪れます。

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九州・沖縄地区

33慶良間諸島国立公園

慶良間諸島国立公園は、那覇市の西約40kmに位置する、大小30余りの島々と岩礁からなる島しょ群の国立公園です。透明度の高い海とサンゴ礁、白い砂浜、海食崖などが連続した海洋景観が見どころです。渡嘉敷島では集落近くの利便性の高い阿波連ビーチ、座間味島ではミシュラングリーンガイドで2つ星を獲得した古座間味ビーチ、阿嘉島では開放的なテラス席のあるニシバマビーチが人気です。サンゴ礁に群れるカラフルな魚やウミガメたち、冬になると繁殖と子育てのために訪れるザトウクジラなど、多様な生きものとの出会いにあふれています。また、ダイナミックな断崖や地質、風衝植生、蝶や野鳥など、陸域の見どころも数多くあります。

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九州・沖縄地区

34西表石垣国立公園

  • (C)西表石垣国立公園
  • (C)西表石垣国立公園

西表石垣国立公園は、石垣島、竹富島、西表島など八重山諸島からなる日本最南端の国立公園です。亜熱帯特有の自然景観と伝統的な沖縄文化が息づく人文景観が特徴です。穏やかな海岸の西表島では、星砂の浜やマングローブ林が広がる仲間川、落差55mのピナイサーラの滝などネイチャーアイランドとして人気です。隆起サンゴ礁で形成される竹富島では、沖縄特有の街並みが保存されています。石垣島には景勝地の川平湾があり、市街地を中心に離島巡りに訪れる観光客で賑わいます。

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