
皆さん、こんにちは!JTBスポーツデスクです。今回は、私たちが全力でサポートするJTB所属のスピードスケート・久保杏奈選手の挑戦を現地でレポートします。
2025年10月24日(金)~26日(日)の3日間、長野県の長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)で開催された「第32回全日本スピードスケート距離別選手権大会」。この日本最高峰の舞台に、私たちの誇る久保杏奈選手が出場しました。世界大会への切符がかかる重要な一戦。私たちJTBスポーツデスクのほか、地元長野県からはJTB長野支店のスタッフとそのご家族も、温かい声援を届けるために会場へ駆けつけました。
会場全体を包む独特の緊張感と、選手たちの研ぎ澄まされた集中力。その中で、久保選手はどのような滑りを見せてくれたのでしょうか。本記事では、大会の模様はもちろん、久保選手のこれまでの軌跡、そして未来への展望を、現場の臨場感と共にお届けします。

JTB所属のスピードスケート選手、久保杏奈。彼女の競技人生は、まさに氷上を駆け抜けるスピードと情熱の物語です。
久保杏奈選手は、北海道幕別町出身。幼い頃からスピードスケートの世界に身を置いてきました。スピードスケート競技が盛んな帯広で兄2人と弟もスピードスケート選手という一家で育った久保選手。小学5年生の時に初めて全国スケート大会1,000mで優勝し、インターハイでは高校2年生の時に、スピードスケート1,000m高校生部門で優勝。2023-2024シーズンには全日本選手権で優勝し、日本のトップスプリンターとして仲間入りを果たしました。
2023年にはアスリート社員としてJTBに入社し、2024年にはワールドカップ長野大会でシニアとして初出場を果たしました。また、2025年より幕別町応援大使も務めています。
今シーズンの国内開幕戦となる「第32回全日本スピードスケート距離別選手権大会」。この大会は、その年の世界大会、そしてその先のオリンピックを見据える上で、選手たちにとって極めて重要な意味を持つ舞台です。特に今シーズンは、「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」を年明けに控えたオリンピックイヤーということもあり、選手たちのモチベーションは最高潮!氷上には例年以上の緊張感が漂っていました。

会場となったのは長野市オリンピック記念アリーナ、別名エムウェーブ。1998年の長野オリンピックでも使用されたこの歴史あるリンクは、選手たちにとって特別な場所です。

大会最終日となる3日目。私たちJTBスポーツデスクのスタッフに加え、JTB長野支店からも応援に駆けつけてくれました。

スタンドからは、久保選手の名前を呼ぶ声援が響き渡ります。「杏奈ちゃ~ん!がんばって!」と声をかけると、笑顔で応えてくれた練習中の久保選手。子どもたちの元気な声、大人たちの真剣な眼差し。それら一つ一つが、久保選手の背中を力強く押しているようでした!

世界への切符をかけた3日間の熱い戦い。久保杏奈選手は、1日目500m、2日目1,000m、3日目1,500mと出場し、それぞれの距離で全力を尽くしました。
大会最終日、女子1,500m。この種目は、スピード、持久力、そして精神力のすべてが問われる、最も過酷な距離のひとつです。久保選手にとって、世界大会への切符を掴むための、まさにラストチャンス。会場全体が、特別な緊張感に包まれていました。

直前まで、慎重かつ細やかな調整が行われています。

合図が鳴り響き、レースがスタート!久保選手は、序盤から積極的に前に出て、自分のペースを築こうとします。中距離を得意とする彼女の滑りは、この日も安定しており、力強いストロークで氷を捉え、ぐんぐんと加速していきます。

しかし、この日のレースは、オリンピックシーズンならではのハイレベルな展開。ライバル選手たちも、世界への切符を懸けて、一歩も譲らない激しい攻防を繰り広げます。

そして最終周。観客席からの「行けー!」「頑張れー!」という声援が、会場に響き渡ります。久保選手は、残されたすべての力を振り絞り、最後の直線で渾身のラストスパートを見せました。

結果は、1:58.86秒で9位。
<大会結果>
500m 36秒76 6位
1,000m 1分17秒08 6位 自己ベスト更新!
1,500m 1分58秒86 9位 自己ベスト更新!
この結果を受けて、ワールドカップ第1戦、第2戦への出場が決まった久保選手、そこでも見事自己ベストを更新しました!
強豪ひしめく日本のトップスケーターたちの中で、彼女が示した粘り強さ、そして最後まで諦めない姿勢は、まさにアスリートの鑑。この経験は、必ずや久保選手を次のステージへと導く貴重な財産となるでしょう。
熱戦を終えた久保杏奈選手が、試合直後の率直な感想を聞かせてくれました。

――今大会の感想は?
「今回、シニア部門として初めてのオリンピックシーズンですが、シニア部門ならではのバチバチした雰囲気を味わうことができましたし、レベルの高い方々と共に戦うことができたのは、すごく良い経験になりました。3種目中2種目は自己ベストを更新することはできたのですが、昨年より順位は下がってしまっていて、やはりオリンピックシーズンはレベルが高いと改めて感じました。ただ、ラップ(周回タイム)で良い記録が出せたので、前向きな良い感覚をつかむことができたのは収穫です。」
――結果を受けてどう思っていますか?
「タイムだけで考えたらすごく良かったと思いますし、1,500mに関してはレース運びに課題があったのですが、今回は700mから1,100mという最も重要なところでいかにタイムを短く保つかを頭に置きつつ、計算しながらレースを進められました。自分の中での課題はクリアできたので、今後の自信に繋がりました。」
――今後の目標は?
「やはり、4年後のオリンピック出場が最大の目標です。また、毎年この大会でワールドカップへの出場が決まるので、来年以降もワールドカップへの出場、そして中でもレベルの高いディビジョンAの舞台で滑れるよう、引き続き頑張っていきたいです。」

――最後、応援してくれた方々にメッセージをお願いします!
「本日は元気で温かい声援をありがとうございました。順位は不甲斐ない結果となってしまいましたが、自己ベストを更新することができ、今後に繋がるレースができたかと思いますので、今後ともご声援よろしくお願いいたします。」
久保杏奈選手の今後の活躍に、どうぞご期待ください!私たちJTBスポーツデスクも、引き続き彼女の挑戦を追いかけ、このブログを通じて、その軌跡をお届けしてまいります。
◆久保杏奈選手について(JTB公式noteより)
https://note.com/jtb_note/n/n098c1a7c5352