旅の目的地を、絶景やグルメ、世界遺産などではなく一冊の小説から選ぶ──。いま、海外では物語の舞台を訪ねる読書の旅≠ェ注目を集めています。お気に入りの作品の世界に入り込み、その土地の空気や風景を五感で味わう旅です。
今回は、辻仁成と江國香織がそれぞれ男女の視点から執筆したベストセラー小説『冷静と情熱のあいだ』の舞台、イタリア「フィレンツェ」をご紹介します。赤褐色の屋根が連なる街並み、夕暮れのアルノ川、空高くそびえるドゥオモ……。主人公たちが過ごした街を歩けば、観光だけでは味わえない没入体験が待っています。


