リュウゼツラン景観と古代テキーラ産業施設群(Agave Landscape and Ancient Industrial Facilities of Tequila)の魅力・地図・行き方

メキシコを代表するものに世界4大蒸留酒の1つといわれるテキーラがあるが、その誕生の地とも言えるのがここ。メキシコ中西部・ハリスコ州のテキーラ火山のふもとからリオグランデ川の渓谷の間にある346.58平方kmの地域には、テキーラの原料となるアオノリュウゼツランの耕地が広がっており、その栽培地や醸造所群が世界文化遺産として2006年に登録されている。この地では、約2000年以上前からアオノリュウゼツランを原料とした発酵飲料や織物が作られ、メキシコの文化を支えてきた。テキーラ産業の始まりは16世紀に遡る。もともと先住民たちはリュウゼツランの茎から搾った汁を発酵させた酒を飲んでいたが、入植したスペイン人たちが蒸留の技術を伝えたといわれている。テキーラは、19~20世紀にかけて世界中で愛飲されるようになり、蒸留所の数も増加していった。醸造所の多くは干しレンガで造られ、バロック様式の装飾が印象的。赤く乾いた大地に、緑のリュウゼツランとレンガ造りの醸造所が点在する、メキシコらしい風景が見られる。

都市 グアダラハラ
カテゴリー 観光地 > 工場・施設見学

基本情報

住所 Zona Arqueológica de Guachimontones
Carretera Estatal 604 Guadalajara-San Marcos km 56
Gral. Lucio Blanco46762 Teuchitlán, Jal., Mexico
アクセス グアダラハラ(GUADALAJARA)からバスでおよそ2時間
最終更新日時 2016年08月19日

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