チュニス湾沿いにある都市国家遺跡。紀元前9世紀にフェニキア人によって建設され、紀元前6世紀ごろまでには金や銀、象牙、宝石、アフリカの野生動物などの貿易を独占するまでになった、まさに地中海の覇者であった。3回にわたるポエニ戦争により、紀元前146年にカルタゴは滅亡する。現在残る遺跡は、滅ぼされた後にローマ帝国が再現したもの。ビュルサの丘とよばれる広場が中心で、共同墓地や円形劇場、古代神を祭るトフェとよばれる墓地、教会、住居跡、かつての軍港、アントニヌスの共同浴場、マルガの貯水池などの遺構が残っている。