インバウンド 市場動向 2019 訪日外国人の都道府県別・認知度ランキング2019
2019.08.07

JTB訪日旅行重点15カ国調査2019

インバウンド 市場動向 2019 訪日外国人の都道府県別・認知度ランキング2019

各都道府県のインバウンド旅行者への認知度をランキング形式で発表します。認知度の他、検索経験、訪問経験、再訪意向も知ることができます。

目次

JTBでは、『JTB訪日旅行重点15カ国調査』と題し、訪日外国人の旅マエの情報収集から行き先決定、予約、旅ナカ行動の詳細について、訪日旅行者数の多い上位15カ国・地域の訪日旅行経験者を対象とした調査を2015年より実施しています。
前回は、この『JTB訪日旅行重点15カ国調査』から、訪日外国人の日本に対する認知・検索・訪問・再訪意向の傾向を、国別にファネル形式でご紹介しました。今回は、さらに踏み込んで、都道府県の認知度をランキング形式でご紹介します。

訪日外国人の都道府県別・認知度ランキング

まずは、本調査に進んだ(※1) 各国400サンプル×15カ国、合計6,000人分のデータを元に、都道府県別の「認知度ランキング」を見てみましょう。

訪日外国人 都道府県認知度ランキング

皆さんがお住まいの都道府県は、外国人にどれくらい認知されていましたか?

上位には、東京都、大阪府という訪日旅行の2大ゲートウェイがランクイン。続いて、3位・北海道、4位・京都府、5位・沖縄県と、旅行ディスティネーションとしてメジャーな都道府県が並びます。7位の千葉県は、成田空港に対する認知が引き上げ要因として大きく働いています。

この他、認知度が高いのは、アジアにも近く各国からの直行便就航もある九州の各県、関東や関西からもアクセスしやすい県が並ぶ傾向にあります。

1位の東京都と最下位の愛媛県、三重県、福井県との間には、35.6ポイントの開きがあります。

ターゲット市場ごとに見る、都道府県別・認知度トップ10

次に、都道府県の認知度を、ターゲット市場としての「東アジア」「東南アジア」「欧米豪」別に集計した認知度ランキングをご紹介します。

ターゲット市場に含まれる国

  • 東アジア=台湾・韓国・中国・香港 4ヵ国
  • 東南アジア=タイ・ベトナム・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン 6ヵ国
  • 欧米豪=アメリカ・オーストラリア・イギリス・フランス・ドイツ 5ヵ国

ターゲット市場別訪日外国人 都道府県認知度

東アジア市場

東アジア市場では、首都である東京都に加えて、北海道も80%以上という高い認知度があります。また、地理的な近さと東アジアの各都市との直行便の影響により、九州の各県はそれぞれ40%以上の認知度があることも特徴的です。リピーター率の高い東アジアゆえ、全体的に各都道府県の認知度が高く、「地方」市場であると言えます。

東南アジア市場

東南アジア市場も東アジア市場ほどではありませんが、各都道府県の認知度が高い市場であると言えます。表に記した都道府県の他、すべての県で30%以上の認知度があり、各都道府県の認知度の差があまり大きくありません。

欧米豪市場

一方、欧米豪市場では他の市場と比較して、東京都の認知度が突出しており、一極集中の様相を呈しています。全体的に各都道府県の認知度が低く、17の県で20%を下回っており、認知獲得が大きな課題であると言えます。

都道府県×国別の行動プロセスを見るのに便利な『JTB訪日旅行重点15カ国調査』

『JTB訪日旅行重点15カ国調査』では、本調査へ進む前のスクリーニング調査として、以下の5つの質問で、都道府県別の 「認知」→「検索」→「訪問経験」→「満足度」→「再訪意向」 を調査しています。

  • S3 知っている日本の都道府県
  • S4 (知っている都道府県の中で) 旅行先として実際に調べたことのある都道府県
  • S6 (知っている都道府県の中で) 実際に訪問したことがある都道府県
  • S7 (訪問した都道府県の中で) 満足が高い都道府県 ※ 「-100」 (不満度が高い) ― 0 (満足でも不満でもない) ― 100 (満足度が高い) の範囲で回答
  • S8 次に行きたい都道府県

これは、インターネットを日常的に利用する消費者の行動プロセスをあらわした「AISAS」(Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(行動)→Share(共有))にも連動するものです。

本調査結果からは、ターゲット市場別の都道府県の「認知」→「検索」→「訪問経験」→「満足度」→「再訪意向」までを追うことができ、訪日外国人誘致における対象市場や、誘致におけるボトルネックポイントの傾向を追うことができます。

例えば、都道府県でなく地域別で、訪日外国人の行動プロセスを見ると以下のようになります。

訪日外国人 地域別認知度・検索経験・訪問経験・再訪意向割合

全体的に「認知度」が高いほど、「訪問経験」や「再訪意向」も高い傾向にあり、都道府県別にみてもこれは同様の傾向が当てはまります。つまり、まずは「認知度」を高めることが、訪問やリピートそのものにつながる第一歩とも言えます。

各都道府県別のデータなど詳しい調査内容に関するお問い合わせは、JTB訪日インバウンド推進部までお気軽にご連絡ください。

(※1) 本調査へのスクリーニング条件
■東アジア / 台湾・韓国・中国・香港:1年以内訪日経験者
■東南アジア/タイ・ベトナム:1年以内訪日経験者
      シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン:2年以内訪日経験者
■欧米豪/アメリカ・オーストラリア・イギリス・フランス・ドイツ:3年以内訪日経験者

調査概要

調査手法
WEBアンケート調査
対象エリア
台湾、韓国、中国、香港、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランス、ドイツの15カ国
調査対象者
以下のスクリーニング条件に適合する各国20歳以上の男女
※性・年齢間のサンプル割付は行っておらず出現率ベースとなる

スクリーニング条件
■東アジア / 台湾・韓国・中国・香港:1年以内訪日経験者
■東南アジア/タイ・ベトナム:1年以内訪日経験者
      シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン:2年以内訪日経験者
■欧米豪/アメリカ・オーストラリア・イギリス・フランス・ドイツ:3年以内訪日経験者
調査期間
2019年2月27日~3月11日
サンプル数
各国400サンプル
利用パネル
WEBアンケート調査

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100年企業の実績、1912年に外国人誘客のために設立。海外143都市508拠点、強力なネットワークから最新の情報を収集。地域への誘客力、商品開発と人流創出。最適なコンサルティング、多様なソリューション

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